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安田記念(G1)「タイキシャトル級」ペルシアンナイト唯一の「不安」!? 史上4頭目3歳マイル王の弱点は「東京苦手説」ではなく……

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実際に今回手綱を執る川田将雅騎手も『左回りに関して何も問題があるとは思ってない。この馬にとってとても適した舞台』と今回の舞台設定を歓迎していますし、東京でも力は出せると思います」(競馬記者)

 記者が言うには、東京コースを苦にしないどころかペルシアンナイトには「歴史的なマイル王になる」資質があるという。その根拠が、昨年のマイルCSの制覇だ。

「マイルCSは3歳馬にとって、本来2kgあるはずの斤量アドバンテージが1kgしかない圧倒的に不利なレースとして知られています。

実際に、昨年まで過去10年の3歳馬の成績は[0.0.1.30]と、ほぼ壊滅状態……3歳馬でマイル王になったのは、1988年のサッカーボーイと1997年のタイキシャトル、それに2000年のアグネスデジタルの3頭しかいませんでした。この3頭は、いずれも歴史に名を残す名馬です。

さらにペルシアンナイトは3歳馬の斤量アドバンテージが1kgになってから、初めての優勝馬。そういった意味では、この3頭以上の快挙をやってのけたことになります。これだけでも本馬が『歴史的な名馬になって当然』と言えますね。偉大な先輩たちのためにも、頑張ってほしい存在です」(同)

 仮にペルシアンナイトがタイキシャトルやアグネスデジタル級なら、相手がスワーヴリチャードとはいえ逆転の可能性は十分。むしろ今の状況は「美味しい」とさえ言えるのかもしれない。

 しかし、そんな”不遇のマイル王”に死角はないのだろうか。前出の記者は「はっきり言って馬の方に、死角らしい死角はない」と前置きしながらも、思わぬ”弱み”を挙げた。

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