驚愕「82億円オファー」ジャスティファイ米三冠で「欧州最強スタッド」が購入へ
米ケンタッキーダービーを勝って136年ぶりに3歳デビュー馬の優勝となり、つづく米プリークネスSの二冠目も制したジャスティファイが、最後の一冠である米ベルモントSを逃げ切り勝ちし、史上13頭目の三冠馬、そしてシアトルスルー以来41年ぶり2頭目の無敗の三冠馬誕生となった。3歳デビューでの三冠馬は史上初である。
この三冠馬のジャスティファイがどれほど強いのか。簡単に触れておきたい。
デビューは今年の2月。9馬身半差、6馬身半差で2連勝し、4月に重賞初出走となるサンタアニタダービー(G1)を逃げ切り勝ち。5月には米国三冠のうちの一冠目ケンタッキーダービー(G1)を、続けて二冠目プリークネスS(G1)を続けて勝ち二冠達成。間隔が中1週しかない上に、どちらのレースも不良馬場。それらを克服しての二冠達成であった。
しかし、プリークネスS終了後に「レースの最後のほうは疲れていた」と主戦のM.スミス騎手が語るほど疲れが出ており、間隔は中2週しかなく、次走の距離が2400mであるため、陣営がどれくらい馬体を回復させることができるかが鍵であった。
しかし、そこはクラシック通算14勝を挙げ、2015年にはアメリカンファラオで37年ぶりに米国三冠制覇を成し遂げたB.バファート調教師。馬体をどう維持するかはわかっていた。
果たして、ベルモントSに出走してきたジャスティファイは最内枠に入り、ハナを切って2400mを逃げ切り勝ち。見事6戦6勝で米国三冠馬となったのだった。
さて、そんな規格外の走りをみせた米国三冠馬のジャスティファイに関して、とんでもない情報が飛び込んできた。このジャスティファイの共同所有のオーナーである中国資本のチャイナホースクラブが、二冠達成した直後、ジャスティファイを種牡馬としてクールモアスタッドへ売却することを決めており、最後の三冠目を獲得したことにより三冠獲得のボーナス含む7500万ドル(約82億5000万円)で売却されるという。
「こういった高額の取引といえば、かつてケンタッキーダービーを勝ったフサイチペガサスが、種牡馬として7000万ドル(当時のレートで約84億円)で売却されたというのが話題になりました。今回の売却はそれに匹敵するような大型取引であることがわかります。
無敗の6連勝で三冠を獲得した上に、不良馬場の連戦、馬体の回復の早さ、そしてダート2400mを逃げ切ってしまうスタミナなど、どれを取っても一級品である評価です。さらには父のスキャットダディが亡くなっているという希少的な価値も上乗せされていて、このような金額の取引が成立したんだと思いますね」(海外競馬ライター)
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