GJ > 競馬ニュース > オジュウチョウサン
NEW

JRA最強オジュウチョウサンが武豊鞍上になった理由……「オーナーの感動」と「最後のチャンス」に期待

【この記事のキーワード】, ,
JRA最強オジュウチョウサンが武豊鞍上になった理由......「オーナーの感動」と「最後のチャンス」に期待の画像1

 先日、陣営から発表されたオジュウチョウサン(牡7 美浦・和田正一厩舎)の「福島の平地出走」と「鞍上に武豊騎手」の報。オジュウチョウサンのファンのみならず、長らく障害レースを見てきたファンや、一部のコアなファンまでもが、この陣営の決断に戸惑いながらも、どういう走りを見せてくれるのか、期待していることだろう。

 現在J・G1含め合わせて重賞9連勝中の最強ジャンパーが、なぜ平地出走を決めたのか。当初、この出走は鞍上も込みで福島100周年を盛り上げる一環なのだろうと思われていた。しかし、馬主「チョウサン」のオーナーである長山尚義氏の想いは少し違っている。

「どうやら有馬記念のファン投票がきっかけみたいです。昨年の有馬記念にオジュウチョウサンの票が1278票(77位)も入っていたことに長山氏は感動していたそうです。でもこの馬は平地未勝利のまま障害レースに来たので、グランプリレースは平地1勝以上を上げていないと出走できません。障害レースに敵なしとなった今、かねてから気にしていた”平地1勝”を目指す決意をしたみたいですね」(競馬誌ライター)

 オジュウチョウサンは平地は2戦だけ。2013年10月にデビューし2歳新馬戦11着。2走目の2歳未勝利戦8着。気性面や体質面で成長を促すまで待ち、1年の休養を経て、平地未勝利のまま2014年11月に障害未勝利戦デビューとなった。

 陣営が焦らなかったが故に、芯が入った馬体で次々と障害重賞を連勝できているのだろう。今であれば、このタフな馬体で平地勝利の期待に応えることも可能ではないだろうか。

 ちなみに新馬戦1、2、4〜6着の馬は地方に転じた馬もいるが7歳でも現役で、6着のマドリードカフェは現在J・G3を勝っている障害馬である。3着のバンズームだけが先日引退を発表した。意外にもタフなメンバーと新馬戦を戦っていたようである。

JRA最強オジュウチョウサンが武豊鞍上になった理由……「オーナーの感動」と「最後のチャンス」に期待のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. JRA 武豊は信頼度抜群!? 一球入魂ならぬ「一鞍入魂」の信頼度は本当か。川田将雅、横山典弘などトップジョッキーにみる「1日1鞍」限定の“勝負駆け”を探る!
  2. JRA有馬記念(G1)「伝説の逃走劇」はキタサンブラックでも、ダイワスカーレットでもなく、あの馬!? 前走4馬身圧勝から狙うレジェンドの再現
  3. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  4. JRA調教師の目標は「餌やり」からの卒業!? 競馬界の「影の王」ノーザンファーム外厩大成功に存在意義ズタズタ……
  5. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  6. 東京競馬場に約20万人が殺到!? 朝6時からの大行列、怒号飛び交う陣取り合戦、そして…競馬が最も熱い時代、歴代最多入場者を記録した当時の記憶
  7. 今の競馬ファンは「ハズレ馬券」を投げ捨てない? 競馬場から姿を消した「敗者の断末魔」と感情のままに宙を舞い続けた「ハズレ馬券」の現在
  8. 武豊騎手「パドック意味なし」発言に仰天……馬券購入セオリー「完全否定」のトップ騎手たちが語るパドック必勝法とは
  9. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  10. 巷に出回る川田将雅「長距離苦手説」をデータで検証、阪神大賞典(G2)で気になる「13年未勝利」の課題…リーディングジョッキーの意外な過去