GJ > 競馬ニュース > 夏バテ厩舎の嘆き?
NEW

JRA夏バテ厩舎の嘆き?「ワンマン熱血調教師」の”有難迷惑”で調整プラン崩壊……この夏「買ってはいけない」厩舎?

【この記事のキーワード】, ,
JRA夏バテ厩舎の嘆き?「ワンマン熱血調教師」の有難迷惑で調整プラン崩壊......この夏「買ってはいけない」厩舎?の画像1

「もう少し、任せてくれてもいいのに……」

 重賞勝ち馬も抱える某有力厩舎の厩務員から、ため息交じりにそんな「声」が聞こえてきた。

 全国的に梅雨明けとなり、夏競馬真っ盛りとなりつつある今日この頃。注目のビッグレースが少ない競馬ファンにとっては”小休止”の季節でも、暑さに敏感なサラブレッドを扱う厩舎にとっては、意外にシーズンの明暗を占う勝負の季節だったりする。

 レース後、スタッフに引かれて馬房に辿り着くや否や、力尽きたかのようにバタリと倒れる馬。それに慌てて水を掛けてやる厩務員。この季節、馬も人間でいう熱中症になり掛けることもさほど珍しくはないという。

 昔から扇風機や、いわゆる「よしず」などは夏対策に定番のアイテムだが、最近では莫大な費用を掛けてエアコンを導入したり、スプリンクラーやミストを積極的に導入する厩舎も増えている。逆に言えば、馬の出来が左右されやすい夏競馬は、それだけ極端な結果が出やすいということだ。

 ただ、厩舎によって様々な夏バテ対策が施されているが、それでも毎年のように夏場で大きく成績を落としてしまう厩舎があるという。

「どことは言いませんが、ここまで順調に勝ち星を伸ばしていたのに、7月に入ってからパッタリと止まってしまった厩舎もあります。設備もちゃんとしていて、夏バテ対策も表面上はバッチリ。しかし、最近は人気しては裏切ってばかりで、スタッフも嘆いていますね。先日も単勝1倍台で負けてしまって……。

 その厩舎は競馬サークル内でも、丁寧な調教で運動時間が長いことで有名なんですが、この暑い季節だと、逆にオーバーワークで馬が夏バテしてしまうことも珍しくないとか。厩舎スタッフの間で運動量を調整したいんですが、調教師自らが追い切りに参加していることもあって『なかなか難しい』と困惑している様子でした。

 あるスタッフも『先生の情熱はありがたいんですが、夏だと逆効果な気が……』『追い切りに乗ると、どうしても時計が速くなるから……』と、熱血調教師の”でしゃばり”が有難迷惑となって、悩まされている人も少なくないとか」(競馬記者)

JRA夏バテ厩舎の嘆き?「ワンマン熱血調教師」の”有難迷惑”で調整プラン崩壊……この夏「買ってはいけない」厩舎?のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「最強マイラー」に降りかかった予想外の火の粉…「名義貸し」の発覚したオーナーは馬主資格をはく奪、不運の名馬トロットサンダー【競馬クロニクル 第41回】
  2. JRA宝塚記念(G1)横山典弘「息子愛」でタイトルホルダー救った!? 好アシストに陣営からも感謝の声、横山和生が「最大のピンチ」を脱した裏側
  3. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  4. 武豊「スキャンダル」「ケガ」など揺れに揺れた2017年。弟・幸四郎騎手「引退」から小浦愛「不倫疑惑」、そしてキタサンブラック「大団円」までをプレイバック!
  5. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  6. JRA今村聖奈「大ブレイク」の陰で悲痛な叫び。「何のために騎手になったのか」乗鞍激減、レース開催日に”お留守番”続出
  7. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  8. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  9. 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!
  10. JRAイチの「豪快王」小島太列伝。愛人、酒席トラブルあっても名騎手、名調教師の生き様に曇りなし