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JRA小牧太復帰へ「焦り」に不安……栗東トレセン訪問で回復強調も「夏の小倉」復帰が「危険」な理由

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「九州出身の小牧騎手にとって、小倉は高いモチベーションを持つ開催。九州のファンに元気な姿を見せたいという思いは強いと思います。

 ただ、近頃は猛暑日が相次ぎ、小倉も相当気温が上がっていますし、病み上がりにはキツイ環境。ケガをかばうと余計に体力や集中力を消耗しますし、熱中症の心配もありますので『秋まで待ってもいいのでは』と思います。

 落馬に至るまでの小牧騎手は成績が伸び悩み、精神的にも肉体的にも疲労が溜まっている兆候がありました。前年から騎乗停止処分になることも多く『限界説』も唱えられていたので、焦って復帰するのはどうかと思います。

 今回しっかりオーバーホールすることが、今後のキャリアにも繋がると思うので長く現役を続けるためにも、まずはしっかり治してほしいですね」(同)

 小牧騎手は24日も『太論』を更新し、自らの言葉でファンに復帰へ向けたメッセージを送っている。その中に「無理をしたことで、回復が遅れてしまったら本末転倒や」と自らにブレーキを掛けるような発言もあり、復帰へ逸る気持ちと葛藤している様子が窺えた。

 ここ3年は重賞勝利から遠ざかっているが、今年の宝塚記念(G1)ではサイモンラムセスでレースを引っ張るなど、存在感示した小牧騎手。JRAの最年長G1勝利記録は、岡部幸雄元騎手の53歳11カ月28日。まだまだチャンスは残されているはずだ。

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