真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2018.09.21 23:08

オールカマー伝説の名勝負を振り返る。これぞ歴史に残る一戦!大逃げから至高の叩き合いまで。
編集部
そしてこのオールカマーで同一重賞3連覇(2007~9年)を果たしたマツリダゴッホも歴史に残る一頭といえよう。同馬は中山コースで13戦8勝、オールカマー3勝のほかに有馬記念、日経賞、アメリカJCCなど重賞6勝と中山コースに絶好の相性があった。特に3連覇を成し遂げた2009年は、前年のオールカマーで勝利して以降4着12着7着9着と「完全に終わった」と見られてからの完勝劇。まさかの逃げきりという、鞍上の横山典弘騎手の好騎乗も光ったが、オールカマーを語るのに欠かせない一頭といえるだろう。
さらにこのオールカマーは牝馬が強い重賞でもあった。過去の優勝馬にはメジロドーベル、ヒシアマゾン、ショウナンパンドラ、ルージュバック、イクノディクタス、ダイナフェアリーといった歴史に残る名牝がズラリ。今年は牝馬の出走はないものの、過去3年で2勝と実績を残しており、来年へぜひ覚えておきたい。
もちろん牡馬の勝利馬を見ても歴史に残る名馬が名を連ねる。誰もが勝利を確信したオグリキャップ、王者として圧巻の走りを見せたビワハヤヒデ、力の違いを見せつけたサクラローレル、宝塚記念制覇の勢いそのままに完勝したアーネストリー、歴史的な叩き合いを制したゴールドアクター、まさに完勝というレース内容だったメイショウドトウなど、その時代を代表する実力馬たちがこのレースを勝利し、天皇賞(秋)、ジャパンカップ、有馬記念へ向けて羽ばたいていった。
今年はどんなドラマが待っているのだろうか。日本ダービー馬レイデオロの復活か、皐月賞馬アルアインの意地か、それとも新星の誕生か。あるいは武豊騎手が4000勝をこのレースで達成するなんてドラマがあってもいい。いずれにせよ、秋のG1シーズンに向けて必見の一戦であることは言うまでもない。3歳馬も牝馬も不在、古馬牡馬による正真正銘の力のぶつけ合いに注目したい。
PICK UP
Ranking
17:30更新「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……
- 武豊を「激怒」させた地方騎手が心中を吐露……交流G1完全制覇を阻まれた「疑惑」のJBCレディスクラシック(G1)を振り返る
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 毎日王冠(G2)リアルスティール「使い捨て」に調教師が激怒!? 「スキャンダル王」デムーロの指示無視に「いくらなんでも……」
- 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
- なぜ凱旋門賞は荒れ続けるのか? 昨年「38万馬券」欧州と日本の”競馬の違い”が生む、大本命エネイブル以上に「警戒すべき」存在とは