最後のチャンス!4000万円の高額馬からG1馬の弟まで。スーパー未勝利の注目馬と関係者コメントを公開!
阪神4Rはダート1400m戦。血統的にも実績的にもなかなかの好メンバーが揃った。
ここにはスプリンターズS(G1)にも出走する、アレスバローズの半弟アストルムが武豊騎手を背に登場予定。デビューから12戦して2着2回3着4回と力を見せているだけに、関係者としては何とか勝利させたいところ。しかし、ダート戦は1戦して11着と実績は残せていない。
中心となるのは鞍上がC.ルメール騎手に戻ったサハラデザートだろう。デビューから3着・3着・2着ときて1番人気の前走は6着に敗退。今回はルメール騎手を鞍上に手配しており、勝負掛けの乗り替わりなのは言うまでもない。さらにビッグデータも4戦して2着2回3着2回という実力馬。血統的にダートに高い適性を持っていることが期待でき、仮にここで勝てなくても地方競馬であっさり勝ち上がり、再転厩も果たせそうだ。
ロードカナロア産駒のブライトパスも半姉が重賞勝ち馬ジューヌエコールという良血馬。ダート戦でも好走しており、関係者は「好調は維持できている。力はあるのでなんとか勝ち切ってほしいところ」と手応え十分のようだ。シーシャンティは父ロードカナロア、母コイウタという両親がG1馬という良血馬で、昨年の千葉サラブレッドセールにて4428万円で落札された。ミッキーラブソング、ユラノトの半弟だが、デビュー戦は13着、そしてここが5か月ぶりのレースとなる。前走から変わり身がなければ、苦戦は必至だろう。
日曜は中山3Rのダート1800m戦と、阪神3Rのダート1800m戦。
まず中山3Rの注目はキャロットファームのアランブレラだ。オルフェーヴル産駒にして募集額4000万円という期待馬で、半姉は桜花賞(G1)2着、オークス(G1)3着のクルミナル。2月のデビュー戦は1番人気2着入線を果たすなど、力は上位だけに休み明けの仕上がり具合がポイントだ。
サトノオーサムはここ2戦ともに1番人気だがいずれも掲示板にも載れず。しかしデビュー戦2着の実力は侮れない。ファイトアローンはイタリアンレッドの弟で、オーナーは歌手の前川清。前々走は勝ち馬から0.1秒差の3着に好走しており、中山ダートで2着の実績からチャンスはありそうだ。ベネディクションは2016年のセレクトセールにて2916万円で落札された。芝で好走が続いているが、ダート転向で苦戦は必至か。
PICK UP
Ranking
11:30更新
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- JRA調教師の目標は「餌やり」からの卒業!? 競馬界の「影の王」ノーザンファーム外厩大成功に存在意義ズタズタ……
- 四位洋文騎手が「トラウマ」嘆く……武豊騎手も不快感を露にした昨年「マイルCS」ディサイファの悲劇
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- エリザベス女王杯「単勝430.6倍」大激走に19歳ジョッキーも「本当に信じられません」。 武豊1番人気がまさかの結末で生まれたJRA・G1最高配当【競馬クロニクル 第30回】
- 「死活問題」発生に競馬YouTuberが絶滅の危機!? 突然の動画削除にファンも動揺…… チャンネル配信者らに何が起こったのか
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
















