JRAエリザベス女王杯(G1)は「日本人騎手」が鍵!? 女王桃井はるこが見据える牝馬決戦の焦点

さらに一昨年のエリザベス女王杯を振り返ってみると、勝ったクイーンズリングと2着のシングウィズジョイは、ともにマンハッタンカフェ産駒です。適性があるのかと思い、今年もマンハッタンカフェ産駒を探したんですけど、残念ながらいませんでした。
しかし、このレッドジェノヴァの母はコロンバスサークルで、祖母はマンハッタンフィズ! このマンハッタンフィズはマンハッタンカフェの全妹!! いわば、レッドジェノヴァは”隠れマンハッタンカフェ”血統を持っているんですよ! エリザベス女王杯への適性はバッチリでしょう!!
――血統面でも来そうな気配がありますね。では、そのレッドジェノヴァの対抗は?
桃井はるこ:カンタービレ(栗東・中竹和也厩舎)! 3歳とまさにピチピチギャル!! (2度め)
2走前のローズSは、先行しながら最後の直線でも脚が止まることなく、そのまま快勝。そして武豊騎手を鞍上に迎えた前走の秋華賞(G1)では、後ろからの競馬で勝ち馬アーモンドアイから0.4秒差の3着。前につけても後ろに控えても、どちらでも結果を残している自在性がいいですね。今回はどちらの戦法を取るのかも気になります。個人的にはエリザベス女王杯は前残りの傾向があるので前にいってもらいたいです。
ただ不安なのが距離と騎手でしょうか。芝2400mのオークスでは13着と惨敗。カンタービレは2000m以下のレースで好走することが多いので、2200mのエリザベス女王杯は長すぎる気もします。

さらに今回は武豊騎手からC.デムーロ騎手に乗り替わり。菊花賞のときも話しましたけど、京都競馬場は3コーナー手前から坂を上り、4コーナーにかけて下るため、外に膨らみがち。勝利するためには、このコーナーをロスなく「キュッ」と回る必要があると考えています。
私の本命であるレッドジェノヴァの鞍上である池添謙一騎手は関西のジョッキーなので、ここを上手く回ることができる騎手。しかし、C.デムーロ騎手がここをキレイに回り切ることができるのかはちょっと不安ですね。
勝つ能力は秘めていると思います。でも、距離適性やレース運びなど未知数な点もあるので、私の中でカンタービレは2番手です。
――デムーロ弟の手腕次第といったところでしょうか。では3番手、4番手は?
桃井はるこ:フロンテアクイーン(牝5歳、美浦・国枝栄厩舎)!!
前走の府中牝馬Sでは3着に入線し、それ以前はG3で3戦連続2着を記録。勝ってはいないものの、昨年の9月からずーっと馬券に絡んでいるんです。まさに相手なりに走る馬。立派な成績なのに人気薄なのも気になりますね。
鞍上の蛯名正義騎手は15年のエリザベス女王杯をマリアライトで優勝。10年、11年はアパパネで2年連続3着を記録しています。このレースに悪いイメージはないでしょうし、蛯名騎手にここは頑張ってもらいたいです。
これに続くのはリピーターが多いレースということで、クロコスミア(牝5歳、栗東・西浦勝一厩舎)。昨年は勝ち馬モズカッチャンとクビ差の接戦を演じました。今年の成績はあまりよくないですが、好走経験のあるエリザベス女王杯で結果を残し、巻き返していきたいはずです。
今年の鞍上は岩田康誠騎手。この騎手も京都の最終カーブをキレイに曲がることができるひとりです。最近は重賞戦線で上位に来る回数もめっきり減りましたけど、そろそろ意地を見せてもらいたい!
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