JRA馬主佐々木主浩氏「最後に期待」ヴィブロス香港マイルで躍動!? ワンターン競馬なら強豪相手でも?
12月9日の香港国際競走デー、香港マイル(G1、芝1600メートル)には日本馬が3頭参戦する。ヴィブロス(牝5歳、栗東・友道康夫)が馬券に絡めば配当ははね上がりそうだ。好走の可能性を探る。
ヴィブロスは3歳時の一昨年、秋華賞(G1、芝2000メートル)を勝ち、昨年はドバイターフ(G1、芝1800メートル)を優勝した名牝。国内外のG1タイトルを2つ獲り、今年はドバイターフで2着に好走した。兄シュヴァルグラン(牡6歳)は有馬記念(G1)で引退レースを迎えるが、兄よりも一歩早くここがラストランとなる。
香港のマイル王ビューティージェネレーション(セ6歳、香J.ムーア厩舎)が圧倒的1番人気となる。海外ブックメーカーのオッズでは2番人気がペルシアンナイト(牡4歳、栗東・池江泰寿厩舎)、3番人気がモズアスコット(牡4歳、栗東・矢作芳人厩舎)。しかし、ヴィブロスは21倍程度という低評価だ。
日本で発売される馬券ではさすがにもっと安くなるだろう。大手競馬ポータルサイト「netkeiba.com」の予想オッズは9倍くらい。それでも、日本馬を買ってそれなりの配当を狙うのであればヴィブロスしかいない。
ヴィブロスは秋華賞以降、馬券になったのは昨年の府中牝馬S(G2、芝1800メートル)2着とドバイターフの1着と2着のみ。馬券にならなかったレースのコース形態はいずれもコーナーが4つ。馬券になった3レースは1800メートルのワンターン競馬(府中の1800メートルは厳密にはワンターンではないがワンターンに近い)。
ヴィブロスが得意とするのはワンターン競馬であることは明らかだ。シャティン競馬場の1600メートルも2コーナーの引き込み線からスタートするワンターン競馬。香港マイルに出走するにあたって友道調教師は「距離というよりもワンターンの競馬の方がいいので、このレースにしました」とコメントしている。では、1600メートルという距離はどうなのだろうか。
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