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「下剋上」へ超良血馬続々……厩舎史上「最強の布陣」を従え、名牝ショウナンパンドラを送り出した関西の「新鋭厩舎」が来年のクラシックを狙う


 中でも筆頭格は、2014年の皐月賞馬イスラボニータに半兄に持つイスラドラーダだ。

 5月の遅生まれなので古馬になってからも期待できそうだが、フジキセキ産駒だった兄からダイワメジャーにチェンジ。サンデーサイレンス系種牡馬の中でも、タイプが似た者同士の変更なので兄の守備範囲をそのままに、よりスケールアップした感が強い。ダイワメジャー×グレイソヴリン系の配合は高松宮記念を制したコパノリチャードを筆頭に成功例が多く、本馬もその一頭に名を連ねる可能性は十分だ。

 2012年のヴィクトリアマイル(G1)を勝ったホエールキャプチャの全妹となる、グローバルピースの2014も要注目の存在だ。

 まだ馬名が決まっていないためデビューは秋以降になりそうだが、クラシックを2着、3着、3着で走り抜いた後も息長く牝馬のトップ戦線で戦い続けたホエールキャプチャの全妹だけに、その期待は大きい。厩舎の看板馬ショウナンパンドラの後を継ぐのは、この馬かもしれない。

 高野厩舎の3歳馬の中で最も有望なナムラシングンの半妹ファンディーナも、兄以上の活躍が期待できる逸材だ。

 皐月賞でも見せ場を作ったナムラシングンの父は新種牡馬ヴィクトワールピサだったが、こちらは父がディープインパクトに替わり、兄にはなかったキレが期待できる。間違いなくスケールアップしているだろうし、狙うはもちろん桜花賞だ。

 期待の新種牡馬ルーラーシップ産駒では、2005年の2歳チャンピオン・フサイチリシャールの半妹がスタンバイしている。

 兄の活躍も然ることながら、母フサイチエアデールもエリザベス女王杯(G1)で2年連続2着するなど重賞4勝を挙げた名牝。新種牡馬ルーラーシップとしては、筆頭候補の良血馬といえる。他の兄弟も堅実に勝ち上がってくるので、早めに1勝を挙げられるかがポイントになりそうだ。

 他にも米G1を2勝した母とディープインパクトの配合となるゼロメリディアンや、ヴィクトリアマイル2着馬のヒカルアマランサスを母に持つクインアマランサスなど、今年は楽しみな逸材が揃っている高野厩舎。

 来年のクラシックを健闘以上の”野望”を持って迎えることは間違いないだろう。

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