
萩原聖人「アマ最強」VS多井隆晴「プロ最強」が激突! サイバーエージェント藤田晋社長が手掛ける麻雀RTDリーグ2018『BLACK DIVISION』が開幕!
小林剛(麻将連合)
2017シーズン最終順位:決勝4位
2017シーズン予選:1位(WHITE DIVISION)
ごく控えめに述べても、麻将連合のエース・小林剛の麻雀は「異端」だ。近年の麻雀界の主流となるデジタル派の中でも、その枠を超越した麻雀は素人がおいそれと真似できる芸当ではない。
基本的に麻雀にとって「鳴く」ことは「妥協」といわれる。だが、小林の麻雀は鳴くことから始まる。そのため昨シーズンの打点力(平均打点)はメンバー最下位と一見、攻撃力が低いように見える。だが、実は総和了点(上がった合計点数)は、予選で圧倒的な強さを見せた佐々木寿人に次ぐ第2位と稼ぎに稼いでいる。
その矛盾した成績の裏には、小林の攻撃こそ最大の防御を地で行く「休まない麻雀」がある。ボクシングで例えれば、ひたすら”ジャブ”を打ち続けて相手をしとめるアウトボクサータイプだ。
昨シーズン予選27対局の上がり回数は、断トツ首位の94回。これはメンバー屈指のハードパンチャー鈴木達也の51回のおよそ倍にあたる。小林の麻雀は、例え一発一発の威力が低くとも「殴り続ければ相手は倒れる」ということを証明している。機械のような精密さを持つ麻雀、昨年予選1位の実力は伊達ではない。
村上淳(最高位戦日本プロ麻雀協会)
2017シーズン最終順位:準決勝7位
2017シーズン予選:2位(WHITE DIVISION)
若手の頃、小林剛、鈴木たろうと共にデジタル派の先駆け「オカルトバスターズ」として名を馳せた村上淳だが、「リーチしてツモる」というスタイルは小林とは真逆の「王道」を突き詰めたものだ。高い守備力で徹底的に守りながら、重い一撃を繰り出してくるハードパンチャーの代表格といえる。
だが、昨シーズンは小林や白鳥翔、鈴木といった素軽さを合わせ持つタイプが躍動。逆に瀬戸熊直樹や鈴木達也、滝沢和典といったメンゼン派の重い打ち手は苦戦を強いられた。そういった中「リーチ超人」の異名を持つ村上だけが準決勝に進出したのは、紛れもない進化の証といえるだろう。
その裏付けとなるのが、副露率(鳴く確率)はメンバー最下位ながら、副露成功率はメンバー1位となるデータだ。
これは「ここぞ」という勝負所であえて鳴きやダマテンを使用し、自身の特徴を逆手に取った戦術の成果といえる。基本をリーチ麻雀としながらも、勝負所では自身のスタイルよりも「勝利」を重視するクレバーさが、簡単には崩れない村上の強さの秘訣の1つだ。
2016シーズンは準決勝で敗退した際、人目もはばからず号泣した村上。昨シーズン敗退した際は涙こそ見せなかったが、内に秘めた悔しさをバネにして通算3期目の「最高位」を獲得した。名実共に団体の頂点に立った”熱き男”が2018シーズンこそ頂点を掴む。
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