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【小島武夫さん追悼再掲載】勝負と女に賭けた人生 日本初の麻雀プロ・小島武夫の「遺言」

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5月28日にこの世を去った「ミスター麻雀」小島武夫さん。今回は追悼企画として、2011年に「日刊サイゾー」に掲載されたインタビューを再掲載させていただく。小島さんの人生論、麻雀論が詰まった内容だ。

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【小島武夫さん追悼再掲載】勝負と女に賭けた人生 日本初の麻雀プロ・小島武夫の「遺言」の画像1

 昭和50年代の麻雀ブームをけん引し、豪放磊落な博打打ちとして一世を風靡した小島武夫。今年75歳を迎える彼が、初の自叙伝『ろくでなし』(徳間書店・刊)を刊行した。故郷・博多での麻雀との出会いから、名だたる名士たちとの一戦、そして数々の女性との関係に至るまで、その半生が赤裸裸に綴られている。この本の出版を記念しインタビュー。はたして、その人生に込められた哲学とは!?

小島武夫の無頼

――初となる自叙伝の刊行、おめでとうございます。いかにも「昭和の男」といった、破天荒な人生を送られていますね。

「本当はいろいろな人に読んでもらうのは恥ずかしいんだよね。ただ、この歳になれば隠すことは何もないから。若い頃だったら、こんなにあからさまに話はできなかった。ある程度歳を取ると、恥をかいてもいちいち気にすることがなくなるんだよね。だから、気楽な気持ちで書けたかなと思います」

――自叙伝を拝読し、あらためてその人生の濃さに驚かされます。

「デタラメばっかりやってきたんだけどね。周囲に迷惑をかけても本人はゲラゲラ笑いながら生きてるんです」

――一番デタラメだったなと思うことは?

「やっぱり飲み屋ですね。普段は銀座・六本木で飲むことが多かったんだけど、座るだけで5万という世界だから、いつもっていうワケにはいかない。ちょっと懐が寂しくなってきたら新宿・渋谷で飲んで、本当に金がないときはまた銀座に戻る。銀座なら支払いが高いから、ツケにして帰れるからね。もちろんあとで支払いに苦しめられるんだけど」

――逆転の発想ですね。

「でもいくら金がないと言っても、女の子とのホテル代はちゃんと持ってるんだよ(笑)」

――著書にも「3000万円の収入で、支出が1億円」と書いてありましたね。

「いよいよ本当に金がないっていうピンチに追い込まれると、出版社から麻雀の入門書や戦術書の印税の振込があったり、競艇で大穴を当てたりするんだ。そういう運が強かったから、のほほんとしていられるんだよね」

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