美人雀士・高宮まり、ついにGJに降臨!! 麻雀で「〇〇論」が変わった!? 麻雀の「魅力」プロ雀士としての「辛さ」とは……


――麻雀が上手になりたいならプロを目指した方が良いかもしれないですね(笑)。そして高宮さんは念願のプロとなった訳ですが、「麻雀プロ」ならではの「苦労話」はありますか?

高宮:試合に勝利するなど調子がよい時期は気分が良いですが、やっぱり「成績」で出ちゃうじゃないですか。プロじゃなくて趣味としてやっていれば、そこまでトータル成績は気にしないと思うんです。ただ、(プロである以上)長い期間、なにをやってもマイナス成績が続く時期は本当につらいです。自分自身でもどうしたら良いのか分からなくなっている時が多いので……。

――それはプロとして一番つらいかもしれないですね。そんな時期を乗り越えるための「解決手段」はあったりするんですか?

高宮:勉強会とかに出て先輩方から意見を伺ったり、「実戦・稽古」を増やして普段聞いたことない人の意見を聞くなどしています。自分の感覚を取り戻すという意味では「実戦・稽古」を増やすことが今は一番かなと思っていますね。

――愚直な稽古が何事も重要ですよね。ところで、高宮さんといえば「派手な手役」がお好きと聞いたことがあります。その理由を教えて下さい!

高宮:麻雀店で働いていた時やネット麻雀では鳴いてばっかりで1000点2000点の点数で上がっていましたね。「早い方が偉いでしょ」と思っていました。しかし、プロ試験時に「一度門前(鳴かない)でやってごらん」と言われたことがあって、実際にやってみたら楽しくて違う世界が見えたんです。それからは門前を重視した麻雀をやっています。

門前の方がバランスは取りやすいと思います。1000点2000点で上がるような鳴く麻雀だと、守備力が下がりますからね。手牌が多いと降りやすいですし安定して上がりを目指すなら門前の方がいいですね。

――鳴き麻雀から門前の麻雀へシフトされたと。高宮さんはプロデビューして数年で「女流MONDO杯」(2013年)、「第8期夕刊フジ杯争奪・麻雀女王決定戦」(2014年)などの結果を残されてきましたね。雀士としての心境の変化はあったりしました?

高宮:「人生観」が大分変わってはいるかなと思いますね。プロに入った時は21、2才の時で小生意気な小娘だったとは思うんです。昔はもうちょっと元気よく、今よりも無礼者だったかなと。そこからいろんな先輩方から「頑張れ」「ちゃんとやるんだぞ」と教育してもらって、今があると思います。一言で言うと丸くなりましたね。

また入った頃は「試合に出たい」「やったるぜ」の気持ちが強かったですが、今は自分と向き合っていかないといけないと考えています。一番分かりやすい例だと、数年前私に「麻雀は人生」だと言った人がいたんですけど、その時は「?」と思っていました。ただ、今となっては「そうかもしれないな」と思うようになりましたね。今はその言葉を理解できるようになって、大きく考え方が変わったと思いますね。

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