鈴木たろうがMリーグ「ドラフト当確」と語るのはアノ人!? 超危険牌を平気で押せる「ゼウスの選択」の神髄とは

 長きに渡った『RTDリーグ』(AbemaTV)の予選もいよいよ大詰め。残すは「WHITE DIVISION」の最終戦だけとなった。

 今年から導入された降格制度によって下位陣の争いが苛烈を極めているが、その一方で決勝進出を見据え、わずかでもポイントを積み上げながら悲願のビッグタイトルを狙う上位陣の戦いもまた息つく暇もない。

 そこで今回は「雀王決定戦は勝たなきゃいけないもの。RTDは勝ちたいもの」とRTDリーグ制覇に並々ならぬ意欲を燃やす、「天才」鈴木たろう(日本プロ麻雀協会)プロにその決意を窺った。

 また、麻雀界に革命を起こした『Mリーグ』のドラフト会議が8月7日といよいよ目前に迫ってきた。史上最大規模のリーグ参戦へ――。麻雀界の”ゼウス”が熱い思いを語った。

――世間も驚くかつてない規模でMリーグが誕生した。

鈴木たろうプロ(以下、たろう):1人の麻雀プロとして「めっちゃありがたい」と思うと同時に、やはり「そこに入りたい」という思いが強いですね。麻雀プロが麻雀だけで食べていけるほどありがたい話はないですし、僕も「ぜひ、Mリーグに参加出来たらな」と思います。

――8月7日にはドラフト会議がある。

たろう:正直、かなりの確率で「選ばれるだろうな」とは思ってます。ただ、当然「選ばれないかも」という気持ちもあります。だから内心は選ばれるつもりでいるんですけど、逆に「選ばれなかったら、どうなるのかなあ」という不安も多少ありますね。

 ただ、Mリーグが盛り上がっていけば来期から枠が増えるという話ですし、そうなったら「さすがに、選ばれないことはないでしょ」とは思っています。でも、もちろん今期で選ばれたいですね。

――たろうさんは日本プロ麻雀協会を代表する実力者。周囲は安泰だと思っている。

たろう:仮に単純な実力順であれば、協会のためにも自分が「選ばれるべき」と思います。ただ、指名される企業さんには「求めるもの」や「思惑」といったものがあるでしょうし、そうなると自分はあまりメディア向けの人間ではない。ひたすら「麻雀バカ」というか、麻雀を打てる人というだけで、企業側のメリットも薄いのかなと思います。

――そんなことはないと思うが。

たろう:いえいえ……(笑)。例えば、多井(隆晴、RMU)さんは麻雀だけじゃなくて、しゃべりも凄いですし。僕も見習いたいですけど、なかなかああはなれない。

――多井さんは当確だと。

たろう:まあ、選ばれないとおかしいですよね。僕からすれば「多井さんを選ばずして、誰を選ぶの?」って感じですし、選ばれて当然だと思いますね。あとは若さも重要だと思います。協会でいえば、RTDにも出てる松本(吉弘)なんかはいいですよね。彼も選ばれる気がします。

――仮に選ばれたら、一緒に戦いたい方は?

たろう:チームメートですか、そりゃあ多井隆晴ですよ(即答)。

――実は、多井さんも同じ質問にたろうさんを指名していました。

たろう:多井さんは、いっしょにいて楽しいんですよね。麻雀ではお互いに「負けたくない」という気持ちはあるんですけど、圧倒的なカリスマ性というか、僕が多井さんを尊敬しているところがあるので。一緒のチームを組めたら「楽しいだろうなあ」という気持ちはありますね。まあ、これは自分の欲ですけど。

――では、あと1人入れるとすれば。

たろう:あと1人ですか。誰だろうなあ、えーと……ウチらに足りないものを補ってくれそうな人……瀬戸熊(直樹、日本プロ麻雀連盟)さんとかいいですね。漢気担当みたいな(笑)。

――(この3人でタイトル、一体いくつあるんだろうか)多井さんは、3人目に松本さんか松ヶ瀬隆弥(RMU)さんを入れて「たろうさんと2人で、次代の麻雀界を担う若手を育てたい」とおっしゃられていました。

たろう:ああ、いいですね。それも面白そう! 2人とも漢気もあるし(笑)。確かにそれはいいなあ。ますますMリーガーになりたくなってきました。

関連記事

麻雀最新記事

人気記事ランキング 23:30更新

麻雀

総合

重賞レース特集
GJ編集部イチオシ記事
SNS