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鈴木たろうがMリーグ「ドラフト当確」と語るのはアノ人!? 超危険牌を平気で押せる「ゼウスの選択」の神髄とは

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鈴木たろうがMリーグ「ドラフト当確」と語るのはアノ人!? 超危険牌を平気で押せる「ゼウスの選択」の神髄とはの画像2

――仮にMリーガーになったら、10月1日の開幕戦にどう備えるのか。

たろう:とりあえずチームメートとめっちゃ練習したいんですよね。Mリーグは「赤ドラ」があるので、赤アリルールの練習をしたい。もともと得意だったんですけど、最近は赤ナシに特化してたんで、微妙なバランスとか感覚を思い出したいんですよ。3人で密に会って、徹底的に練習したいですね。

 やっぱり僕を選んでくださった企業さんのためにも優勝したい。僕もやるからには勝ちたいんで「勝ちにこだわるチーム」にしたいですね。

――赤アリルールだと、どう変わるのか。

たろう:僕は普段、結構「押すタイプ」なんですが、それは基本的な「平均打点が低いから」なんですよ。でも赤ドラが入ると平均打点が跳ね上がって打点の推理が難しい。それで普段よりは、受けることも増えると思いますね。ただ、ルール対応に不安があるプロもいるとは思いますが、自分は赤アリルールには自信がありますね。

――なるほど。Mリーグに対する意気込みが伝わってくる。しかし、麻雀そのもののイメージや価値が大きく向上する可能性がある、これだけの大改革は予想できたか。

たろう:いえ、ここまでは想像できなかったですね。麻雀に出会って、この業界に入って……入った当初は自信もあったし「麻雀の世界で一番になりたい」という気持ちでやっていました。

 でも仮に一番になっても麻雀プロの収入で生活していくというよりは、仮に食べていけなくても「一番なら、それでもいいかな」とは思っていました。他のことで収入を稼げば良いわけで。

――当時の麻雀プロは、トッププロでも麻雀だけで生活するのは厳しかった。

たろう:入った当初はがむしゃらにやってましたし、少しでも早く上に行きたくて、出られる大会はほぼ全部出ていましたね。そこから自然と、運よく大会にも勝てるようになって周りからの評価も上がって、いつの間にかRTDリーグなどにも呼ばれるようになりました。

 認められるようになって嬉しいという気持ちはありますけど、まだまだもっと認められたいという気持ちもあります。トッププロと呼ばれるようになりましたけど、僕は仕事仕事という感じでもないし、心境とか考え方自体は若手の頃から大きくは変わってないと思います。

――それでも昨年から対局日の合間を縫っては『オフ会』を開いて、ファンから好評を博している。

たろう:あれは最初、達也(鈴木達也、協会)の知り合いの運営会社の方といっしょに始めることになったんですよね。でも達也の方の仕事が忙しくて……それで僕が替わりに主催するようになったんです。

――第1回は「W鈴木」でしたね。今後の開催スケジュールは?

たろう:今月8月18日(土)に松本吉弘をゲストに呼んで開催する予定です。

――参加されたい方はぜひ。続いて、RTDリーグのお話を。参加している「WHITE DIVISION」の予選も残すところ2回戦のみ。たろうさんは509ポイントを稼ぎ出し、断トツの1位。すでに準決勝だけでなく、決勝も見据えた戦いになる。

たろう:ツイてたことが一番の要因ですけど「ツイてる時に如何に勝つか」ということが、上手くいった気はしますね。簡単に言えば、誰でもアガれる手をしっかりアガり切ることや、無駄な失点をしないこと。あとはやっぱり「見逃し」をやめたことですかね(笑)。

――確かに(笑)開幕時から「もう見逃しはしない」と公言していた。

たろう:もちろん「見逃した方が得だ」と思える場面はあるんですけど、昨シーズンは見逃すと尽くアガれなくなって……変えたと言えばココですね。少し堅実さを増したというか、見逃して「ギャンブル」してでもトップを狙いに行っていたところを、今シーズンは2着や3着で収めて安定しました。

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