札幌記念(G2)多井隆晴×松本吉弘が予想対決!! 麻雀界のカリスマVS若手No.1の激突……まさかの「ダブル本命馬」は!?
松本:サングレーザーです。
多井:この馬はマイルまで。絶対来ない!
――ということは、多井さんはサングレーザーを買わない?
多井:絶っ対、買わないです!
松本:多井さんのおっしゃる通りサングレーザーはマイルが良いんですけど、2年前に同じ調教師さんで3着に来たレインボーラインっていう馬にタイプ似てるんですよね。あの時の騎手も福永さんで、その期待も込みで「今回もやってくれるんじゃないかな」と。でも、多井さん買わないのか……。
多井:これは来ませんよ。ずっと2000mどころか1800mも走ってないし、この馬は1400mのスワンS(G2)を勝っているので、むしろマイルよりも短めの適性があると思いますね。ここで7着くらいになって「もう2000mは使わない」っていうパターンになると思うんだけどなあ。
松本:どんどん不安になってきた……でも、自分の直感を信じます!
――サングレーザーでは意見が真っ二つに分かれましたね。これは今回の予想対決の「キーホース」になりそう。多井さんの「▲」はネオリアリズム。では、松本さんの「△」は?
松本:迷いましたけど、ミッキースワローですね。
多井:僕もミッキースワローは評価してます。ただ、後方から脚を使いたいタイプで「間に合うのかな」という懸念はありますね。
松本:僕もそれが気になってて。スタートで結構出遅れていますし、最後の脚は良いんですけど、札幌競馬場は直線が短いじゃないですか。それで4番手にしました。
――ここまで比較的、有力どころの名前が挙がっていますが、多井さんにとって前回のワーザーのような「好配当の使者」は?
多井:今回のワーザー的なのは、マイスタイルですね。これはありますよ。函館で連勝しているのが良いですし、去年のダービー4着ですからね。2000mなら弥生賞2着もありますし、この相手でもそんなに負けてないと思いますよ。例年なら5番人気くらいになってもおかしくない馬だし、ここは「お買い得」ですね。
――確かに、マイスタイルが絡めば好配当が見込めそうです。では、松本さん最後の1頭は?
松本:牝馬のモズカッチャンに期待したいです。このレースは牝馬も活躍しているので。
多井:モズカッチャンは僕の関係者が「これはダメだよ」と。デビューの新馬戦を含めて、休み明けは馬券圏内に来てない。なのにデムーロで人気になるから、馬券的にも美味しくない。これは「最も買ってはいけない馬」だと思います。
松本:確かに、休み明けなのは僕も気になりますね。
多井:来るかもしれないけど、予想チームに「モズカッチャンだけはやめなさい」と言われました。リスクに対するリターンが見合ってない。
松本:休み明けはネックですけど、やっぱりデムーロ騎手は押さえておきたい。1着はキツいかもしれませんが「3着以内なら十分にあり得るな」と。札幌の芝もこなしそうなんで、その期待も込めて。スズカデヴィアスと迷ったんですけど。
――ちなみに多井さんが最後まで迷われたのは?