有馬記念(G1)多井隆晴が大本命レイデオロに下した決断! 2018年大躍進「最速最強」Mリーガーが今年最後の大勝負!?
――今年の競馬はどうでしたか。
多井:色々、印象に残ってるレースはあるんですけど、やっぱり1番はアーモンドアイのジャパンCですね。あの馬はケタ違い。ジャパンC(G1)のレコード2.20.6でしたっけ!? 昔は東京2400mのレコードって、ホーリックスとオグリキャップの”2並び(2.22.2)”って覚えてたのに凄すぎますよね。ただ、この秋のG1はずっと堅くないですか?
――アーモンドアイを筆頭に1番人気がとにかく強い印象ですね。人気薄が勝ったのはフィエールマンの菊花賞(G1)くらいですね。
多井:でも、それもルメールでしょ。ずっと外国人騎手が勝ってるし、もうちょっと荒れてくれないと。
――ということは1番人気が濃厚なルメール騎手のレイデオロはバッサリと……。
多井:いえ、本命「◎」で行かせていただきます(笑)。
――ええっ!?(笑)
多井:やっぱり今年最後ですから「当てて終わりたい」と。僕的にはもっと穴寄りの予想もしたいんですけど、今の堅い「流れ」に逆らっちゃダメです。流れは掴むものですから。
前回のジャパンCの時にルメールのアーモンドアイを切って、酷い目に遭ったじゃないですか。この企画をやりだしてから、競馬ファンの人にも声を掛けられるようになったんですけど、この間「多井さん、アーモンドアイ消すのはあり得ないですよ!」ってお説教されちゃって……(笑)あれはオッズ的に泣く泣く切ったんですけどね。
――予想は◎のスワーヴリチャードが3着で、△のキセキが2着、▲のシュヴァルグランが4着と、アーモンドアイに勝たれてしまった以外は、ほとんど完璧だった。
多井:そうそう……だから同じ過ちは繰り返したくない。それにレイデオロは1番人気でしょうけど、アーモンドアイほどは人気にならないはず。この馬は天皇賞・秋を勝った後にジャパンCをパスしてるんですけど、結果的に余裕を持ったローテーションがいい感じですよね。
――ここまで日本ダービー(G1)、天皇賞・秋(G1)と東京が強いイメージがあります。