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【出版記念インタビュー】「運」と向き合い、自分を見つめるーー麻雀界の鬼才・土田浩翔プロ30年の生き様に見る「『運』の育て方」~前編~

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土田プロ:買った馬が馬券にこない要因は多々あるでしょうが、自分自身のキャリアや経験則に基づいて購入した馬券が外れる。それはもう「運がない」とスッパリあきらめるべきです。自分の見立てが悪いとか、反省も競馬にはいりません。無理に勝負を続けようとすると、人は間違いなく「ブレる」。確信をもって買った馬券が外れたことで、自分を見失うんですよ。逆に確信を持った馬券が当たったのであれば、その日勝てる可能性は大きいと考えています。

――それは、本書で書かれているように、取り返したいなどと考える「損得勘定」をいかに捨てるかということでしょうか。

土田プロ:損得勘定というよりは、「外した自分を認めろ」ということですね。「次は当たるかも」というのは”過信”です。過信をすると運は間違いなく離れ、より負ける確率が高くなります。いい意味で「あきらめる」「投了する」ということ。競馬にも投了が必要で、その選択は最初のレースで判断すべき、と私は思います。翌日も来週も競馬は開催されるんですから(笑)。最終レースに全額突っ込むというのも愚の骨頂。潔く引くことも大切ですね。勘の悪い日、運の低い日はジタバタしても無駄ですよ。

――競馬にも明確なポリシーがあるんですね。では、最近注目している競走馬などはいるのでしょうか。

土田プロ:私、基本的に500万下の条件までしか買わないんですよ。その上のクラスの馬券はあまり購入しません。というのも、下級条件のレースは、各馬が「調教師の意のままに走っている」と私個人は思っていて、それによって着順が変わると考えています。過去戦績などからそれを読み解いていくのが面白いんですよね。

――な、なるほど。

 もっと競馬の話をお聞きしたかったが、本書の内容とズレてしまいそうだったので自制することとした。麻雀に限らず、あらゆる「勝負」において作法を持つ土田プロ。本書は運を引き寄せ、育て、実践するメソッドが多数紹介されている。
(後編に続く)
(文=ギャンブルジャーナル編集部)

「運」を育てる 麻雀界の異端児 土田浩翔の流儀』(KADOKAWA)

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