甘デジ「爆裂伝説」の幕開け!? 右打ちの「4割で最大ラウンド」「高継続」の激アツ!!
日本の歴史における二大ブランド、戦国時代と幕末。興味はあるものの、どちらも薄く知っている程度の理解しかない。
こういった歴史を味わうには小説を読むのが手っ取り早かったりするが、司馬遼太郎のように典拠が怪しいストーリーやゴシップを散りばめる作品もあったりと、すべてを鵜呑みにすることはできないのである。
別にそれが理由ではないが、あまり歴史小説に興味を抱かなかった私であるが、逆にフィクションに振り切っているように見えて実は妙な信憑性がある、非常に面白い歴史小説に出会ったことがある。「影武者徳川家康」である。
作者は隆慶一郎。パチンコファンなら誰もが知るだろう。あの「花の慶次」の原作者である。「影武者徳川家康」にも甲斐の六郎や島左近、おふうや風魔小太郎といった人物が登場するので、パチンカーにも読みやすいかもしれない。
そんな「花の慶次」のスピンオフ的コンテンツ「義風堂々」のパチンコシリーズに甘デジタイプが登場したが、この機械もまた非常に面白い。
その『P義風堂々!!~兼続と慶次~2 N‐X』は、完全にライトミドル版をサイズダウンしたスペックで、大当り確率が1/100.97、RUSH突入率約50%、RUSH継続率が約76%といった基本仕様の構成となっている。
ヘソからRUSH直撃フラグが1%分用意さたり、RUSHには次回大当り濃厚となる100回転の時短が5%組み込まれているほか、右打ち中の40%が最大出玉となるなど、ライトミドルとの類似点が多数存在する。
つまり、兄機の面白さが凝縮された甘デジエディションといえよう。真に『P義風堂々‼~兼続と慶次~2』を気軽に楽しめる機種となっているのである。
それでもRUSH突入時の平均連チャンは5回を超え、約2500発の出玉を期待できる爆発力を有しており、単純に「遊びやすい」と表現するのに違和感を覚えるような出玉性能となっている。
また、ヘソの賞球が1個戻しである点にも注意したい。その分、玉持ちという面では芳しいものではなく、通常の甘デジより早い投資スピードによって気がつけばかなり消費していたなどという事態にもなりかねない。
それでも、今ではすっかりおなじみとなった1種2種混合機のわかりやすいゲームフローと『花の慶次』で鳴らしたファンのツボをしっかり押さえたメリハリのある演出群など、これまで述べてきたスペック内容と合わせ、ハイクオリティの仕上がり具合に不安は少ないだろう。
(文=大森町男)
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