パチンコ「30分で2万7000発」も話題の“鬼”スペック！規格外の爆速を生む超RUSHは激アツ!!

　ホットな新台をユーザーの感想を交えつつ掘り下げていくこのコーナー、【激アツ新台実戦JUDGEMENT】。今回のピックアップマシンは、舞台を新たにした人気コンテンツが新時代の夜明けを映し出す『P新鬼武者 DAWN OF DREAMS』（以下新鬼武者DD）だ。

　本機はミドルタイプの小当りRUSH機で、出玉増加のメインモードとなる小当りRUSHは一度突入すれば80％でループ。ほぼ毎回転で発生する小当りでは平均で2.6個入賞し、その賞球は最大の15個。

　1回転あたり約40発を獲得できる計算となり、小当りRUSH1回では平均1259個の出玉となる。ループを加味したトータルで考えると一度小当りRUSHに突入すれば1万発を超える出玉を期待できる高性能な仕様である。

「某所で6万発出てた」「17連で2万3000発。隣が」「一撃3万発オーバー」と上記の説明に違わぬ爆発力を目の当たりにした報告も多数あり、その圧倒的な出玉性能を見せつけた格好となっている。

　さらに「30分で約2万7000発」「3万4000発近くが40分で到達」と出玉速度にも優秀さを示しているまさに鬼スペック。新時代の小当りRUSHマシンである。

　小当りRUSHに革命をもたらせた『GANTZ』の功績は廃れるものではないが、その後小当りRUSHの勢力は伸び悩み、局地的な人気となるマニアックなスペックになってしまった。

　しかし、ここへきて『ベルセルク無双』『あぶない刑事』など、強力な出玉性能を持つ小当りRUSHが続々と投入され、新たなブームの兆しも見える。

　このブームのもとはモードTYの上限緩和によるのもで、モードTYとは連チャンモード突入時の期待出玉を意味するが、従来は7900個がマックスだったところが小当りRUSH機では1万1000個まで引き上げられたのである。

　次回ループ機やST機も動揺にモードTYの上限が緩和されたのだが、どちらも最大9000個。したがって単純な右打ちモードでの出玉性能では小当りRUSH機のほうがより強力なスペックのマシンを製造できることになる。

　この流れによっていまのタイミングで高性能小当りRUSH機が頻出しているが、『GANTZ』以後の停滞期でも『烈火の炎』や『亜人』など小当りRUSHにこだわりを持ち続けた平和は、本機によってその執念が実った格好となるのではないだろうか。

「『GANTZ』は越えた」ともっぱらの評判であるこの『新鬼武者DD』、並みいる強敵をバッサリ斬って小当りRUSH機の新たなる夜明けを代表する一台となれるのか。その素質とポテンシャルは充分である。

（文=大森町男）

<著者プロフィール>

　羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

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