【SANKYO羽根モノの軌跡―その3】ニューヨークのタクシーや木こりを再現「役物が秀逸」な羽根モノを数多くリリースした1988年
1980年に製造した超特電機『フィーバー』は一時期、全国の設置台数が182万9,000台にも及んだと言われるほどの大ヒットを記録。翌年以降、射幸性の高さから「のめり込み」が問題視されて制限が加えられた上に、1985年には風適法に呼応して型式試験が実施され、「10カウント、10ラウンド」がフィーバー機のスタンダードとなったが、現在もホールを牽引し続けるSANKYOは当時、フィーバー機のみならず、羽根モノのジャンルでもファンのハートを鷲掴みにしていた。
玉の動きに変化を持たせる「独創的な役物」
同社が製造する羽根モノの特徴は、玉の動きに変化を持たせる独創的な役物。1986年に登場した、バイクが描かれた羽根が左右にスライドするように開閉する『エキサイトライダーⅠ』、大当り中の5個カウントから役物中央の機体が旋回する『ブルーエンジェルⅠ(&Ⅱ)』などはその走りで、『エキサイトライダーⅠ』のスライド羽根は、1987年の代表作『大相撲Ⅰ(&Ⅱ』にも受け継がれた。
1988年1月には、役物内にスキーを履いたロボットが配置された『ロボスキーⅠ(&Ⅱ)』がデビュー。通常時は羽根に拾われた玉がダイレクト、もしくは足下にうまく跳ね返ってV入賞すれば大当りで、大当り中は足下に最高4個までの玉を貯留→解除時に後ろから流れた玉が足の間からVへと直進するのが王道の継続パターンだ。
同年3月に導入された『ヘイ・タクシーⅠ(&Ⅱ)』はニューヨークのタクシーがモチーフで、黄色いタクシーが町中を走る様を役物で再現。チャッカー入賞時にはクラクションの音が鳴り、上下段に分かれた役物は下段中央奥のVに入れば大当りへと繋がる。また、大当り中は上段のタクシーが前進と後退を繰り返し、羽根開閉10回以降はドアの開閉でV入賞をサポートしてくれる。
同年6月に登場した『ランバーⅠ(&Ⅱ)』は木こりをフィーチャーした牧歌的マシンで、木こりの持つ斧の溝と、足下から飛び出すモグラがV入賞を手助け。大当り中の羽根開閉9回以降は木こりが斧と足を上下に動かすと共にモグラも飛び出し、玉がVへ入賞しやすくなる。ちなみに、『ランバーⅡ』には足下に玉が1個貯留される機能が追加された。
これらのほか、同年には多くの魅力的なマシンがデビューしている。続きは、またの機会にお届けしよう。
PICK UP NEWS
Ranking
5:30更新- 【新台パチンコ】3つの門を攻略して特図2を狙え!「ALL約1,500個×継続率約81%」実現の役物搭載機!!
- キーワードは復活! 高評価続出パチンコ『牙狼11』RUSH性能以外の「優位性」とは!?
- 【新台LT搭載甘デジ反響まとめ】軽くても「一撃・65,600発」報告など「驚異的な出玉ポテンシャル」発揮!!
- 大手チェーン「P-WORLD」撤退…「巨大店舗」いきなりの事業譲渡で囁かれるウワサ
- 【SANKYO新台パチンコ反響まとめ】大量出玉『P牙狼11』以上の評価をする声も!「3万発クラス続出」「期待を超えてきた」などポジティブな意見が浮上!!
- 牌の質感や音までもリアルな麻雀
- 【新台LT搭載パチンコ反響まとめ】破格の出玉力で「コンプリート発動「万発が通過点」」など大暴れ!!
- 【パチンコ店】驚愕の朝6時オープン!? 高設定を終日ぶん回しで平均差枚は驚きの結果に!平常日でも16時間遊技できる地域とは…
- 1月にパチンコホールが大量閉店…夏の〇〇でさらなる悲劇も? 大御所ライターが業界の未来を予想
- ギャラは「女性演者の半分以下」? 超大御所パチンコライターの“ゼニ事情”が話題!
- 【新台『P牙狼11』反響まとめ】「約6万発」報告が浮上も… パチンコ大物シリーズ最新作へ〇〇な意見も!?