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「衝撃」再び……怪物ファンディーナの進化にクラシック戦線が震撼!「遅れてきた大物」が、かつてない壮大なスケールでいよいよ「本番」へ

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「素晴らしいです。相当走ります」

 牝馬3冠を達成したジェンティルドンナで2012年のオークス(G1)を制した経験のある川田将雅騎手でさえ、この馬の走りには手放しで称賛する他なかったのかもしれない。

 順調に行けばクラシックでの激突が避けられない「怪物」の背中の感触を知りながらも、4月の桜花賞(G1)で有力視されるミスエルテの主戦を務める名手は、今どのような心境なのだろうか。

 2歳女王ソウルスターリング、リベンジを誓うリスグラシュー、先日のクイーンC(G3)を快勝したアドマイヤミヤビ……世代をリードする「名牝の卵」をクラシック制覇に導く使命を負っている有力陣営は、先日のつばき賞(500万下)を見て、どのような思いを抱いたのだろうか……。

 そんな思いに駆られるほど、あまりにもファンディーナ(牝3歳、栗東・高野友和厩舎)の走りは圧倒的であり、再び今年の牝馬クラシック戦線全体を震撼させるに十分な内容だった。

 牝馬3冠ジェンティルドンナだけでなく、2010年に牝馬として史上4頭目の年度代表馬に輝いたブエナビスタの騎乗経験のある岩田康誠騎手をして「走るのはわかっていた」と言わしめた衝撃の”9馬身差デビュー”から1カ月。

 近年稀に見るハイレベルといわれる3歳牝馬クラシックに突如として現れた「超新星」ファンディーナが、19日に京都競馬場で行われたつばき賞(京都・芝1800m)に出走した。

 レースは9頭立て。デビュー戦の1.8倍を上回る1.3倍の単勝支持を集めたファンディーナが、もしも新馬戦と同じように能力だけにものを言わせて9馬身差の圧勝を飾るようなら「まだ、よかった」といえる。

 そう思えるほど、怪物は2戦目に確かな「進化」を見せた。

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