真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.02.20 09:54
「衝撃」再び……怪物ファンディーナの進化にクラシック戦線が震撼!「遅れてきた大物」が、かつてない壮大なスケールでいよいよ「本番」へ
編集部
好スタートを決めたタガノアスワドが、すんなりとハナを切る展開。デビュー戦を逃げ切ったファンディーナは「今後」を見据えて好位に控える競馬を試みている。
1000m通過タイムは64秒。ただし、これは5馬身ほど離して逃げていたタガノアスワドの通過タイムであり、後続は65秒に近いペースだったはずだ。これはファンディーナが同距離同舞台で自ら逃げて作った63.4秒よりも遥かに遅い超スローペースで、いうなれば「異常な」ペースである。
つまり、このレースはタガノアスワドの鞍上・国分恭介騎手が完璧に支配しており、「本来」であれば、この馬がまんまと圧勝するはずだった。事実、後続には7馬身以上の差をつけてゴールしている。
だが、タガノアスワドにとって不幸だったのは、その1馬身3/4前に「傑物」がいたことだ。
最後の直線に入った時、タガノアスワドのリードはまだ3馬身以上残っていた。馬場の良いコース中ほどに持ち出された逃げ馬は、後続に抵抗するだけの余力も残っており、繰り返すが国分恭騎手のレース運びは勝ちに相応しいものだった。
だが、残り200mを切ったところからファンディーナが猛追。「競馬の常識」を強引にねじ伏せるようにタガノアスワドを抜き去ると、最後は手綱を緩めながらゴール板を通過した。
「行ってくれる馬がいましたし、打ち合わせ通りの競馬ができました」
レース後、そう冷静に振り返ったのは管理する高野調教師だ。師の言葉通り、番手の競馬を覚えたこと、そして超スローペースでハナを切らなくとも折り合えたことなどは、今後の戦いに向け大きな収穫だったといえる。
話題の新星が早々に出走を決めていたため、メンバーレベルには疑問が残るものの、タガノアスワドという目標をねじ伏せたファンディーナの上がり3ハロンの33.0秒は、第2位に1.2秒差をつける圧倒的なものだ。
PICK UP
Ranking
17:30更新- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
- 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛