真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.06.29 09:26
キタサンブラック「攻略法」をサトノ軍団が示した!? 宝塚記念(G1)を勝った大物調教師が「一人二役」をこなしたM.デムーロ騎手の神騎乗を絶賛!
編集部
昨年の有馬記念(G1)だ。2着となり、連勝を止められたキタサンブラックの鞍上・武豊騎手がレース後、悔しそうにそう言葉を漏らしていた。
「2番手から(の競馬)は想定通り。最後もいいタイミングで差し返せたかと思ったのですが……3コーナーでサトノノブレスにつつかれたのが痛かった」
レースが残り1000mを切った辺りだ。サトノノブレスがやはり早め進出の気配を見せ、外からキタサンブラックを刺激。その結果ペースが急激に上り、サトノノブレスは13着に沈んだが、約1000mのロングスパートを強いられたキタサンブラックもまた最後の最後に力尽き、最大のライバル・サトノダイヤモンドの強襲を許した。
結果的に犠牲となったサトノノブレスと、その利を見事に活かしてキタサンブラックから勝利を得たサトノダイヤモンド。この2頭が同じ池江泰寿厩舎の管理馬で、里見治氏がオーナーを務める「サトノ軍団」だったため、武豊騎手が「組織力」という表現を使ったのだ。
当時はこの”連携プレー”が多くの賛否両論を生んだが、その是非はさておき、少なくとも現役王者キタサンブラックが敗れる1つのパターンが見られたことは確かだった。
実際に、当時のキタサンブラックは京都大賞典(G2)とジャパンC(G1)を連勝中であり、この有馬記念の後も大阪杯(G1)と天皇賞・春(G1)を連勝している。つまり「負けることの方が珍しい」といえるほど抜けた存在だったということだ。だからこそ、この有馬記念は”打倒キタサンブラック”を狙うライバル陣営には大いに参考になったことだろう。
PICK UP
Ranking
17:30更新- 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
- 【天皇賞・春】春G1「勝利の方程式」がまたまた出現!14番テーオーロイヤルに“やり過ぎ感”…思い出したい「待て、あわてるな、これは孔明の罠だ」の声
- 【天皇賞・春(G1)】武豊×ドウデュースの復活勝利も霞むC.ルメールの神騎乗! 「死枠」克服を完璧に読み切った古馬王道路線の鬼が降臨
- JRA「出禁」になったO.ペリエ「税金未払い」騒動!? L.デットーリ「コカイン使用」K.デザーモ「アルコール依存症」過去の”外国人騎手トラブル”に呆然……
- 【青葉賞】実力派中堅が「88連敗中」の不思議…越えておきたいG2の壁、「スランプ突入」木村哲也厩舎の救世主となれるか
- 【青葉賞(G2)予想】データも後押しシュガークンの可能性にかけて勝負!キタサンブラック弟を頭に流す
- 【青葉賞(G2)】「武豊×シュガークン」に立ち塞がるライバル3頭! 新馬戦でジャスティンミラノに敗れた「東の大物」が急浮上【週末重賞ピックアップ】
- 【天皇賞・春】横山典弘「前ポツン」にファンは狂喜乱舞? 20年前の逃亡劇再現あるか……マテンロウレオ陣営も不気味なコメント
- UAE競馬史上「最強」のジョッキーが短期免許で日本初参戦! ステレンボッシュ、シックスペンスの名門も「いい馬を用意している」
- C.ルメール「ダービーは絶対大丈夫」復帰いよいよ秒読み! ドウデュース武豊と同じく騎乗数セーブ予想も…春G1で復活インタビューとなるか