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秋華賞(G1)モズカッチャンのM.デムーロ騎手が「馬券圏内約90%」の無双モード突入!?「公開処刑」からのリベンジに虎視眈々

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 デムーロ騎手はそれから短期免許という限られた期間にも関わらず、類稀な勝負強さでビッグレースを勝ちまくった。和田騎手が敗れ続けた16年間で、JRAだけでも実に「21」ものG1勝利を上げている。

 特に通年で騎乗するようになった、ここ2年の活躍は凄まじく、今最も「G1を勝てる騎手」であることは疑いようのない事実だろう。例え、モズカッチャン陣営でなくとも、これだけの騎手に乗ってもらえるチャンスがあるのなら、気持ちが揺らいで当然だ。

 しかし、前走のローズSはモズカッチャン陣営にとって、この上なく皮肉な結果となった。

 秋華賞へ向けて、極めて重要な一戦となるトライアルを制したのは、会心の騎乗を見せた和田騎手のラビットランだった。その一方で2番人気に推されたモズカッチャンは最後の直線で伸びを欠き、7着に惨敗。人気薄でのトライアル勝利は、まさにこの春、モズカッチャンがやったこと。和田騎手の執念の勝利はメディアでも大きく取り上げられ、本馬の陣営にとっては”公開処刑”のような結果となった。

 敗因は余裕残しの馬体にもあったが、レース後にデムーロ騎手が「イレ込みが……」と述べた通り、それ以上にテンションが上がりすぎた”自滅”だった。これがこの馬本来の走りでないことは明らかであり、鮫島一歩調教師が「ガス抜きができた」と話す通り、今回における上積みは大きい。

 同時に「勝利請負人」として抜擢されたデムーロ騎手も、ここに来て一気に調子を上げている。

 元々、一度「絶好調期間」に突入すると手が付けられなくなる騎手だが、ここ2週間の騎乗成績は[14.3.2.9]と勝率5割という凄まじいもの。さらに実は「芝限定」に絞ると、先々週のスプリンターズS(G1)や、先週の毎日王冠(G2)勝ちを含む[10.3.2.2]。勝率約6割、複勝率は驚愕の9割(約88%)と”鬼神”のごとき結果を残している。率直に述べて、今は「デムーロ騎手から買えば馬券が当たる」という状況だ。

 さらにモズカッチャンに関しても、心強いストロングポイントがある。

 秋華賞といえば「小回りの2000m戦で、とにかく時計が速い決着になる」ことで有名だ。実際に1996年の創設以来、最も時計が遅かったのが、ジェンティルドンナが勝った2012年の2:00.4。過去の歴史で勝ち時計が2分を超えたのは、わずかに3度しかない。特にここ4年間は1:58.6、1:57.0、1:56.9、1:58.6と、とても3歳牝馬限定戦とは思えないほど高速化が進んでいる。また2011年には稍重で1:58.2を記録しており、多少の雨ではタイムが落ちないことも特徴だ。

 実は近年、これと似たような傾向になっているG1レースがある。牡馬クラシック第一弾となる皐月賞だ。

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