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JRA田辺裕信の天皇賞「捨て身」に賛否両論!? グレーターロンドンを「潰した」というのは本当か?

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 天皇賞・秋(G1)での田辺裕信騎手の騎乗が話題を集めている。

 29日に東京競馬場で開催された天皇賞・秋。「未完の大器」と評される田辺騎手のグレーターロンドン(牡5歳、美浦・大竹正博厩舎)は単勝15.4倍の6番人気に支持されていた。

 レースは課題のゲートでやや出負けし、いつも通りの後方からの競馬。だが、この日は向正面で上手く内に潜り込むと、他馬が荒れたインを嫌って外に持ち出しているのを尻目に、スルスルとポジションを上げる。勝負所の3、4コーナーでは最内から、サトノクラウンをマークするように進出を開始し、最後の直線では一時先頭に躍り出た。

 しかし、それも束の間。早々に手応えが怪しくなり、キタサンブラックやサトノクラウンによって繰り広げられた先頭争いから脱落。結局、9着でレースを終えている。

 レース後、この田辺騎手の一見「捨て身」のようにも見える騎乗に賛否が殺到。「よく勝負に行った」「あれで負けたら仕方ない」といった賛成の声に対して、「距離に不安があるのに、なんであんな強引な競馬をする」「馬を潰すような騎乗」「後ろで溜めてこその馬だろ」などの反対意見もあったようだ。

「まあ、田辺騎手とコンビを組んだ昨年11月からは一貫して後方からの競馬でしたので、昨日の騎乗に違和感を抱いたファンは少なくないでしょうね。想定外の動き、というか。大きく負けてしまったことも、批判の理由になっていると思います。

ただ同じようなタイプで、毎日王冠で2、3着を分け合ったサトノアラジンが、後方からほぼ何も出来ずに大敗しているので、例え後ろから行ったとしても厳しい結果が待っていた可能性は高そうです。

現に5着のマカヒキ以外の上位陣はほぼ先行勢でしたし、道中のポジションの推移は勝ったキタサンブラックと同じような軌跡。田辺騎手の判断は正しかったと思いますよ。グレーターロンドンの鬼脚が見たかったという人の気持ちも理解できますけどね」(競馬ライター)

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