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JRA最強の「幸運馬主」Dr.コパが語るヤナガワ牧場「大成功」秘話!キタサンブラック、コパノリッキーが誕生したのは「〇〇」のおかげ?

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Dr.コパ:そこが一番効率よく勝てるんだ。「狙い目」ってことだね。300万円だったラブミーチャンが、中央の男馬を負かしていくわけじゃない。やっぱり、そういう競馬ならではの喜びってあるよね。

亡くなっちゃけど、サウスヴィグラスとかコスパの良い種馬だったね。最後の方は(産駒が活躍して)何千万円って産駒も珍しくなくなったけど、そんな中で300万円のラブミーチャンが代表産駒になるんだから嬉しいよね。そういういろんなことを考えながら競馬を楽しんでるよ。

でも、この間(昨年の北海道サマーセール)、4,000万円もする馬を買っちゃってさ。まあ、母馬(ラブディラン)が俺の元所有馬で、生産した谷岡牧場に恩返ししてやりたいっていう思いもあったから。それでつい熱くなっちゃって……4,000万円は北海道サマーセールの歴代最高額だったみたい(笑)。

JRA最強の「幸運馬主」Dr.コパが語るヤナガワ牧場「大成功」秘話!キタサンブラック、コパノリッキーが誕生したのは「〇〇」のおかげ?の画像2

――北海道サマーセールの落札最高額3,000万円を大幅に更新。

Dr.コパ:それがさ、俺も70歳過ぎているから最後に何の車に乗ろうか考えたんだけど、アストンマーティン(007の主人公ジェームズ・ボンドの愛車として知られる英国の名車)に乗ろうと思ってね。それで女房に内緒で4,000万円近くヘソクリを貯めてたんだけど……それがそのまま、馬の代金に消えちゃったから。しょうがねえから、その馬に「コパノマーティン」って付けたんだ(笑)。

――(一同笑)。セリだけでなく、庭先取引も多い。

Dr.コパ:牧場を回るのは、結構好きだね。僕は馬を買う時に、その牧場の「風水」を見るんですよ。近くの川の位置とか、どこに森があって、牧場にはどんな傾斜があって、事務所が何処に建っていて、厩舎がどこにあって……そういったことを全部、風水的に「見る」。

それで「この牧場、なんでこんなに良い風水なのに、馬が走らないのかな」と疑問を持つこともあったり、逆に「なんでこんなに悪い風水なのに、馬が走るんだろう」って牧場もあったりする。そういう感じで牧場を回るのは楽しいね。

それに日高の方に行くと、苦しい牧場もたくさんある。社台グループは確かに凄いんだけど「強者に一矢報いること」が競馬の醍醐味だよね。それで僕はずっと日高の馬を買って、日高の牧場の人たちと仲良くさせてもらってる。だけど、僕の方にも自分の中で「風水に従えば、どんな結果が出るのか」興味があった。

今じゃ、日高の牧場の中には「コパさんだから」って売ってくれる場合もあるね。「その代わり、ウチの牧場(の風水)を見てくれ」って頼まれたりもするよ(笑)。

ただ、例えば川は動かせないし、どうしようもないこともある。「せっかく(風水的に)良い川が流れてるのに、遠すぎて全然エネルギーが来てない」とかね。でも中には、全然(生産馬が)走んない牧場もあったけど、思い切ってサイロ(家畜飼料を貯蔵する施設)をピンクにしてみたら途端に走ったりとかね。

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