
日本ダービー(G1)「忘却」オウケンムーンの一発はある? 陣営の「鼻息」荒く!?
さぁ、あと数日で日本ダービー(G1)がやってくる!
ここまで3歳馬を追ってきて、春の大一番である日本ダービーをどの馬が勝つのか、競馬ファンは一週間悩み抜いていることだろう。ここでは巻き返しに燃えるオウケンムーン(牡3 美浦・国枝栄厩舎)を取り上げてみたい。
前走の皐月賞(G1)は、5番人気で12着惨敗。この結果を見ると、とてもじゃないが食指が伸びない。しかしこの敗北には理由がある。まずはレースを振り返ってみたい。
スタートは、稍重の馬場に足を取られて、行き足が付かず、最後方からの追走となった。
さらに、バックストレッチは内側が荒れており、他の馬は外目を走っていたのだが、オウケンムーンはその荒れた内目を通って少し位置を上げていく。3コーナーからさらに位置を上げて行き、直線では大逃げの3頭を捉えるような良い伸びを見せていた。だが直線半ばで、追い込んできた後続の馬群に呑みこまれてしまい12着に終わる。1着とのタイム差は1.4秒差だった。
「確かにスタートで出遅れましたが、それはあまり問題ではないと思います。むしろバックストレッチで内側が空いていたのでそこを進んで順位を上げてしまったことで、脚を使ってしまいました。思い切って外から末脚勝負をしてもよかったかも。次が広い府中の日本ダービーであることを考えれば、それもアリだったように思います」(現場記者)
また、国枝調教師も先週のコメントで「出負けは痛かったが、もっと工夫して乗ってほしかった」と苦言を呈していた。走ったところが内の悪い馬場で、外を回してほしかったということだろうか。
いささかジョッキーへの苦言ばかりとなったが、今度はオウケンムーンも北村宏騎手も得意な左回りの東京。ここは前走中山の結果は無視して、変わり身は十分考えていいだろう。
PICK UP
Ranking
11:30更新巷に出回る川田将雅「長距離苦手説」をデータで検証、阪神大賞典(G2)で気になる「13年未勝利」の課題…リーディングジョッキーの意外な過去
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
皐月賞馬、ダービー馬不在の菊花賞を勝ったのは?
- 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- 「庭先取引」の問題点を一変させたセレクトセール!億超え馬を落札する名物オーナーたちも登場…オープンでフェアな取引に多大な貢献【競馬クロニクル 第63回】
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬