
JRA上半期のクライマックス・宝塚記念は波乱必至!絶対にチェックすべき”激走穴馬”

いろいろな出来事があった2018年も、いよいよ半分が終わろうとしている。JRA(日本中央競馬会)も、今週末の宝塚記念が春のG1レース最終戦となるが、その前にこの上半期の競馬を振り返ってみよう。
2018年最初のG1レースであるフェブラリーステークスはノンコノユメが優勝、鞍上の内田博幸騎手と共に見事な復活を見せた。続く春の短距離王決定戦、高松宮記念はゴドルフィンのファインニードルが優勝し、馬券は前年比12%を超える売り上げの伸びを記録。そして大阪杯は4歳馬スワーヴリチャードが優勝し、4歳世代の強さを証明した。
4月に入り、3歳クラシック戦線が開幕。その初戦となる牝馬クラシック第1弾の桜花賞は、無敗の2歳女王・ラッキーライラックをアーモンドアイが圧倒的な強さでねじ伏せ、牝馬1冠を獲得した。アーモンドアイの父親は新種牡馬のロードカナロアで、初年度からG1馬を輩出したのである。続く皐月賞でも、新種牡馬であるオルフェーヴル産駒のエポカドーロが優勝、近年不振の戸崎圭太騎手は約2年ぶりのG1優勝となった。
春の天皇賞はレインボーラインが年長者の意地を見せつけG1で初勝利したが、同馬はレース後に脚部不安を発症し、引退と種牡馬入りが決定。3歳マイル王決定戦のNHKマイルカップはケイアイノーテックが優勝したが、鞍上の藤岡佑介騎手はこれがJRAのG1初制覇だった。
皐月賞の翌週に武豊騎手が2週間の騎乗停止処分を受け、天皇賞(春)とNHKマイルカップに騎乗できなかった。だが、騎乗予定だったケイアイノーテックがNHKマイルカップで優勝するという皮肉な結果となった。
春のマイル女王決定戦であるヴィクトリアマイルを制したのはディープインパクト産駒のジュールポレール。今年ディープインパクト産駒は大舞台で結果を残せていなかったが、これが2018年のG1初勝利。牝馬クラシック第2戦の優駿牝馬(オークス)はアーモンドアイ、ラッキーライラック、サトノワルキューレの3強対決が話題になったが、結果はアーモンドアイが圧勝で見事に2冠を達成し、秋に向けて前途洋々といったところだろう。
PICK UP
Ranking
11:30更新【スプリンターズS(G1)】何故「絶好調」ナムラクレアは敗れたのか。レース後、調整過程に起こった変革。まさかの5着に終わった昨年の裏事情とは
全国リーディング6位のトップ騎手が重賞1番人気「11連敗」の泥沼…菊花賞(G1)権利取り失敗の日本ダービー3着馬に黄色信号
天皇賞・秋(G1)「最強馬問題」がついに決着か、イクイノックスとドウデュースの直接対決がついに実現…ズバリ勝つのはどっち?【GJ読者アンケート】
- 東西最終レースに未来のダート女王候補登場か? 武豊主戦のインゼルレーシング所有馬とキャロットファームのドゥラメンテ産駒に熱視線
- スプリンターズS(G1)横山武史「史上2人目」大記録達成に王手! 相性抜群パートナーと臨む舞台で武豊、C.ルメール、川田将雅超えなるか
- 「武豊超え」に燃える横山典弘、スプリントG1・6勝の名伯楽が「横山マジック」に託す
- 凱旋門賞はなぜ「日本の夢」であり続けるか。「名馬の墓場」と世界から侮蔑の眼差しを受けた過去を乗り越えて 〜スルーセブンシーズの孤独な挑戦〜
- 1日5勝の川田将雅さえ霞む池添謙一のW神騎乗! 15番人気→10番人気でWIN5「歴代5位」4億2878万3320円演出&菊花賞切符ゲットの大仕事!
- 「将来が楽しみ」圧巻の勝ちっぷりに川田将雅も絶賛! イクイノックスの名門からまた新たな大物が出現、目指すは来年の三冠競走か
- 審議長引いた「斜行体当たり」も降着なし 横山武史「コメントしないから!」に現場騒然 「帰国」J.モレイラも心中複雑!?【週末GJ人気記事ぶった斬り!】