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JRAリスグラシュー「豪超高額G1参戦」決定! 矢作師「挑戦理由」語る

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 20日、キャロットクラブが公式HPで、宝塚記念を勝ったリスグラシュー(牝5歳、栗東・矢作芳人厩舎)が、オーストラリアのコックスプレート(G1)に参戦する予定であることを明かした。

 リスグラシューは昨年のエリザベス女王杯(G1)で悲願のG1初制覇。その後、海外初遠征となった香港ヴァーズ(G1)で一度は先頭に立つも、エグザルタントに差し返されて2着と惜敗を喫した。

 今年は金鯱賞(G2)で始動。G1馬が5頭集まることでも注目された1戦で2着に入ると、2度目の海外挑戦となるQE2世C(G1)へ。海外G1初制覇も期待されたものの、ウインブライト、エグザルタントに次いで3着。矢作調教師は「海外に来て上手く仕上げられることが中々ない中、今回は何の心配もなく出来て勝てると思っていたのですが」などと悔しげに振り返った。

 そして迎えた宝塚記念。末脚に懸ける競馬をすることが多かったリスグラシューだが、騎乗したD.レーン騎手は逃げたキセキに次いで2番手で進むことを選択。最初の1000m通過は60秒という比較的スローペースで進み、キセキ先頭のまま最後の直線へ。そこからリスグラシューが手応え十分に並び掛けると、キセキを交わしてゴール。2着に3馬身差をつけて圧勝した。

「リスグラシューは宝塚記念優勝で優先出走権を得たこともあり、一度はコックスプレート挑戦も視野に入れていました。しかし、検疫の問題が浮上。遠征を止め、オールカマー(G2)へ出走してブリーダーズC(米G1)への参戦を検討すると伝えられていました。

 ところがその検疫の問題が解消したため、再度ローテーションを変更することになったようですね。また出国検疫の兼ね合いから国内では走らず、そのまま直行する予定です」(競馬記者)

 リスグラシューのコックスプレート参戦について、矢作調教師は「大きな参戦の理由は相手関係と賞金」だと語り、「ウインクスが引退して、ブリーダーズCよりもくみしやすくなった。また、賞金が500万ドル(約3億6000万円)になることも大きい」と説明している。

「リスグラシューは優勝すれば、1着賞金の300万豪州ドル(約2億1600万円)に加え、200万豪州ドルのボーナスが支給されますからね。4連覇を果たしていたウインクスもいないですからね。陣営が”美味しい”と判断したのも当然だと思います。

 リスグラシューはこれまで20戦して【5・8・4・3】。馬券圏外に沈んだのはたったの3回と、牝馬では現役屈指の成績を誇っています。3回目の海外G1挑戦ですし、そろそろ海外でも優勝する姿が見たいですね」(競馬誌ライター)

 リスグラシュー、3度目の正直なるか?

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