いよいよデビュー!2020年の新種牡馬を紹介。本命はドゥラメンテ・モーリス、穴はエイシンヒカリ・マクフィ・リオンディーズか
海外から輸入された種牡馬の大将格はマクフィだろう。イギリスで生産されたが、フランスで調教されて活躍。2000ギニー、ジャック・ル・マロワ賞とG1レースを2勝している。海外ではすでに種牡馬として産駒が結果を出しており、初年度からメイクビリーヴが仏2000ギニー(G1)などを勝利。同馬の父ドバウィはあまり日本では馴染みがないが、産駒のモンテロッソは日本のダーレージャパンで種牡馬として供用中だ。
ディスクリートキャットは日本でもエアハリファが根岸ステークスを勝利するなど活躍。ただ今年で17歳と高齢であり、長い活躍は期待できなさそう。
クリエイターIIはベルモントステークスとアーカンソーダービーを勝ったアメリカ産馬。父Tapitは北米のリーディングサイアーを獲得したほどの名種牡馬で、日本でもテスタマッタがフェブラリーステークス(G1)を勝利。また今週の安田記念に出走するグランアレグリアの母の父でもある。
なお海外ではドバイワールドカップなどを勝利したカリフォルニアクローム産駒がデビュー。現在同馬は日本に輸入されており、2020年から国内供用種牡馬となることが決まっている。今年デビューする2歳馬の活躍が、今後の日本での評価に直結するだろう。
■今週デビューの新種牡馬は?
今週は東京と阪神で合計5つの新馬戦が組まれている。その中にさっそく新種牡馬産駒も出走が決定しているのでまとめた。
6/6 土曜
東京5R
セイウンブリスク(ドゥラメンテ)
バルネージュ(ドゥラメンテ)
トゥーフェイス(モーリス)
ブエナベントゥーラ(モーリス)
サンデーレーシングで総額1億円(1口250万円)の募集馬ブエナベントゥーラは、名牝ブエナビスタの子供で前評判も高い。レーンの騎乗で勝負気配は高い。
阪神5R
ファルヴォーレ(ドゥラメンテ)
ウインメイユール(モーリス)
コンセプト(モーリス)
ドナウエレン(モーリス)
ドナウエレンはドナウブルーの子供でジェンティルドンナの近親。サンデーレーシングにて総額5000万円(1口125万円)での募集と評価が高い。川田騎手が手綱をとる。
6/7 日曜
東京5R
ステディシュシュ(モーリス)
ステディシュシュはセレクトセールで税込2808万円で取引された馬。このレースはルメールのサトノレイナスが人気を集めるが、どんなレースを見せるか。
東京6R
エナジーロッソ(ホッコータルマエ)
プルスウルトラ(ディスクリートキャット)
マイネルアミスター(ミッキーアイル)
マイネルアミスターは北海道サマーセールで税込378万円とかなりお得な金額で落札された馬。今週唯一のミッキーアイル産駒で注目。
阪神5R
アスコルターレ(ドゥラメンテ)
カスティーリャ(モーリス)
アスコルターレはサンデーレーシングで4000万円の募集馬。一口100万円からも期待の高さがうかがえる。カスティーリャの評判も上々で、いきなり新種牡馬のワンツーフィニッシュもありそうだ。
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