JRAグランプリだけじゃない! 池添謙一「北海道シリーズ」のキーマン! 夏競馬のキモ
先週で上半期の戦いが終わり、いよいよ本格的に夏競馬に突入する。競馬を今年から始めた方も、G1以外のレースも多く楽しんだ方も、このまま夏競馬を楽しみたいものだ。
G1級の馬が少ない夏競馬では、やはり頼りになるのは「ジョッキーの腕」だろう。
そこで昨年の夏競馬のデータから、今年も活躍が見込めそうなジョッキーを導き出してみた。すると池添謙一騎手の名前が上がってくる。夏は北海道を主戦場としており、毎年コンスタントに良い成績を上げているジョッキーだ。
今年の北海道の開催はすでに函館が行われており、7月25日から8月30日までは札幌競馬場で行われる。
昨年、池添騎手が6月15日から9月1日までの北海道で騎乗した際の複勝率は.355と高い数字であった。競馬場別のコースで見ると、函館ではダートでの活躍が目立っている。
騎乗機会は23回で【4.3.3.13】で連対率.304、複勝率.435という成績は、ひと際目立っている。1番人気は3回あったが【1.1.1.0】だ。
次に函館の芝では、45回騎乗して【7.5.1.32】で連対率.158、複勝率.267。まずまずの成績だが、これを「人気」で区切ると状況がはっきりする。
6番人気以下の馬に騎乗した時の成績は【1.0.0.18】とかなり悪い。しかし、1〜5番人気の馬なら【6.5.1.12】で連対率.458、複勝率.500と高い率に跳ね上がる。なお、1番人気は6回あって4勝している。
続いて札幌では、芝の活躍が目立っている。
50回騎乗して【6.5.6.33】で、連対率は.220とまずまずだが、複勝率は.340と好調。これも人気「人気」で区切ると、6番人気以下の馬に騎乗した時は【0.0.0.19】と全く勝負にならない。だが、1〜5番人気の馬ならば【6.5.6.13】となり、連対率.366、複勝率.566と高い率に跳ね上がる。
最後に池添騎手は、昨年の函館の新馬戦に2回騎乗して2勝し、どちらも1番人気で、木村哲也厩舎の馬だった。ちなみにその2頭はダ―リントンホール、オーソリティで、その後クラシック路線へ向かった馬たち。今年も池添騎手が新馬戦で木村厩舎の馬で出てきたら、勝負掛かりかもしれないので要注目だ。
このように池添騎手は、北海道シリーズと相性の良いジョッキーだ。あくまで昨年のデータではあるものの、今年は安田記念を制し、日本ダービー3着、宝塚記念3着と人気薄で存在感を示した勢いがあるので、今年も北海道で暴れてくれるに違いない。
この夏も池添騎手の手綱捌きに注目だ。
PICK UP
Ranking
23:30更新- 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
- 【天皇賞・春(G1)】ドゥレッツァも、タスティエーラも不安材料たっぷり? キャプテン渡辺「渾身の本命馬」は【徒然なる神のくず競馬トーク】
- 【天皇賞・春】春G1「勝利の方程式」がまたまた出現!14番テーオーロイヤルに“やり過ぎ感”…思い出したい「待て、あわてるな、これは孔明の罠だ」の声
- 【青葉賞(G2)予想】データも後押しシュガークンの可能性にかけて勝負!キタサンブラック弟を頭に流す
- 【青葉賞】実力派中堅が「88連敗中」の不思議…越えておきたいG2の壁、「スランプ突入」木村哲也厩舎の救世主となれるか
- 【天皇賞・春】武豊に次ぐ「長丁場の鬼」が超人気薄で虎視眈々…!?「バテない馬だし京都向き」惨敗で評価急落も条件大好転
- 【青葉賞(G2)】「武豊×シュガークン」に立ち塞がるライバル3頭! 新馬戦でジャスティンミラノに敗れた「東の大物」が急浮上【週末重賞ピックアップ】
- 【天皇賞・春(G1)】武豊×ドウデュースの復活勝利も霞むC.ルメールの神騎乗! 「死枠」克服を完璧に読み切った古馬王道路線の鬼が降臨
- JRA「出禁」になったO.ペリエ「税金未払い」騒動!? L.デットーリ「コカイン使用」K.デザーモ「アルコール依存症」過去の”外国人騎手トラブル”に呆然……
- 【天皇賞・春】堅そうだから本命は上位人気で勝負!C.ルメール不在なら「初G1勝利コンビ」に期待したくなるよね【UMAJOモモのオイシイ競馬】
関連記事
JRA武豊も一目置く勝負強さ! 「G1の勝ち鞍が見合ってない」春G1波乱の立役者も思わず苦笑い。夏競馬でもアノ騎手から目を離すな!
JRAオルフェーヴル「復活」に池添謙一号泣! 宝塚記念(G1)プレッシャーに打ち勝った「グランプリ男」はモズベッロで大仕事!?
JRA・M.デムーロ「悪癖」の犠牲になった“隠れ”重馬場巧者!? 「雨予報」宝塚記念(G1)は「あの馬」の激走に要注意!
JRA池添謙一、安田記念制覇「10分前」にあった天啓!? 「魔女の一族」スイープトウショウの“強烈アシスト”でグランアレグリア大激走
JRA武豊もガッカリ!? 代打・池添謙一「すみません」平安S(G3)1番人気ロードレガリス10着大敗で連勝ストップ……