JRA【マイルCS(G1)展望】王者グランアレグリアVS超新星サリオス! C.ルメールVS M.デムーロ第2Rは豪華「G1馬8頭」の共演
関西の代表格は、G1・4勝目を狙うアドマイヤマーズ(牡4歳、栗東・友道康夫厩舎)だ。昨年12月の香港マイル(G1)制覇後は、安田記念で6着、スワンSで3着と不本意なレースが続いている。
2走前の安田記念では、グランアレグリアに0秒7差つけられ完敗を喫したが、3度の直接対決では2勝している。前走は初の1400m戦で、馬体重は過去最高だった。あくまでも前哨戦仕様の馬体で、叩かれ2戦目の上がり目に期待できそうだ。
昨年の春秋マイル王、インディチャンプ(牡5歳、栗東・音無秀孝厩舎)は有力古馬の中で唯一の直行組。前走の安田記念はグランアレグリアから0秒5差の3着に敗れた。
当初はスプリンターズSに出走する予定だったが、右のトモを痛め無念の回避。再放牧後、先月下旬に帰厩し、調整されてきた。1週前追い切りは、栗東坂路で50秒8の好時計をマークしたが、叩き良化型だけに状態は慎重に見極める必要がありそうだ。
昨年の2歳女王レシステンシア(牝3歳、栗東・松下武士)は古馬と初めての対戦を迎える。昨年の阪神JF(G1)はウオッカ超えとなる2歳コースレコードで圧巻の逃げ切り勝ちを収めたスピード馬だ。
3歳になってからは惜しい競馬が続き、3戦して「0-2-1-0」。2着に敗れたNHKマイルC以来、半年ぶりの実戦となるが、他に逃げたい馬は見当たらず、マイペースの逃げに持ち込めそう。
帰厩後は、約1か月間じっくり乗り込まれ、1週前追い切りでは栗東坂路で好タイムをマーク。状態面に不安はなさそうで、昨年暮れの再現を狙う。
NHKマイルCでレシステンシアを破ったのがラウダシオン(牡3歳、栗東・斉藤崇史厩舎)だ。その時は9番人気という伏兵の1頭だったが、デムーロ騎手が前残り馬場をうまく読み、2番手追走から直線レシステンシアをかわし、G1制覇を飾った。
前走の富士S(G2)では、その一戦がフロック視されたのか3番人気という評価。それでも前半3ハロン33秒8というハイペースを3番手で進み、古馬相手に2着と健闘した。
その前走はプラス16kgと馬体は大きく成長、ひと叩きされ、本番ではさらなる上昇が見込まれる。同世代のサリオスとは、昨年の朝日杯FS以来の対戦。その時は8着に敗れたが、同じG1馬として成長の証しを見せたいところだろう。
PICK UP
Ranking
23:30更新- 【天皇賞・春(G1)】ドゥレッツァも、タスティエーラも不安材料たっぷり? キャプテン渡辺「渾身の本命馬」は【徒然なる神のくず競馬トーク】
- 【NHKマイルC】アスコリピチェーノ主戦を背に追い切りも「鞍上未定」の怪…レース当週C.ルメール復帰予定、何かしらのサプライズも?
- 【天皇賞・春(G1)予想】「盾男」武豊騎手&サリエラから三連複1点勝負!
- 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
- 【天皇賞・春(G1)】リピーターはディープボンドではなく「長丁場で大崩れがない」アノ1頭? 単穴は「豊富なスタミナが武器」の堅実派…まさに伏兵といえるベテランも? 超強力“現場ネタ”から紐荒れで狙える伏兵が浮上!?
- 【天皇賞・春】武豊に次ぐ「長丁場の鬼」が超人気薄で虎視眈々…!?「バテない馬だし京都向き」惨敗で評価急落も条件大好転
- 目を掛けた愛弟子の「造反」に師匠がブチ切れ!? 今村聖奈、角田大河の謹慎中に存在感発揮も…安田記念前に師弟関係で遺恨勃発か
- 【天皇賞・春】堅そうだから本命は上位人気で勝負!C.ルメール不在なら「初G1勝利コンビ」に期待したくなるよね【UMAJOモモのオイシイ競馬】
- 【天皇賞・春】武豊、横山典弘を敵に回して豪脚一閃!マヤノトップガン&田原成貴の試行錯誤が三強対決に断【競馬クロニクル 第53回】
- 【NHKマイルC(G1)展望】ジャンタルマンタルVSアスコリピチェーノ「2歳マイルG1馬対決」実現! 重賞ウイナー総勢9頭「超豪華メンバー」が集結
関連記事
JRA M.デムーロ「最後の砦」崩壊寸前も、ドゥラメンテ”バブル”再来のチャンス!? ノーザン系クラブ馬”重賞未勝利”の「大惨事」から復活のカギはあの馬か
JRAサリオス「M.デムーロ」と新コンビでマイルCS(G1)挑戦! 武豊は3歳マイル王ラウダシオン……鞍上問題ゴタゴタの裏に「ルメール玉突き事故」
JRAサリオス「大誤算」の第2希望……。“距離不安”の香港C、“鞍上未定”のマイルCSの「究極の2択」も、残された陣営ハラハラ“第3の選択肢”とは
JRAサリオス「マイルCS回避」濃厚か……堀宣行調教師「身のこなしが硬い」陣営が12月の香港マイル(G1)を優先したい理由
JRAアーモンドアイ“実質”世界2位も「春以下」の屈辱……フィエールマン、クロノジェネシスに追い詰められた天皇賞・秋の内容に不安