真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2021.04.08 08:00
JRA 二刀流は大谷翔平だけじゃない!? 競馬界の「リアル二刀流」レジェンドたちの偉業を振り返る
編集部
デビュー36年目を迎えた熊沢重文騎手は、元祖”二刀流”ジョッキー。4日現在で通算1044勝を挙げている大ベテランを知らない競馬ファンはいないだろう。
1991年、ダイユウサクで制した有馬記念(G1)など平地重賞は16勝している一方で、2012年マーベラスカイザーで中山大障害(J・G1)を優勝するなど、ジャンプ重賞では15勝している。
特に熊沢騎手は、障害レースにもグレード制が導入された1999年以来、平地と障害の両G1を制した史上初のジョッキーとなった。また柴田大知騎手も、2011年と12年の中山グランドジャンプと、2013年のNHKマイルCの両G1を制して、“リアル二刀流”を体現している。
全米の野球ファンを驚嘆させた大谷選手と、芝・ダート両G1を制した熊沢騎手と紹介したレジェンド級の馬たち。ともに共通するのは、その「危険度」だ。
投手と野手を兼任する大谷選手のトレーニングは、投手と野手の両方をこなさなければならず、ケガをする可能性は絶対的に高い。
一方の競馬界では、騎手は平場のレースはもちろん、障害レースに騎乗することで、危険度のリスクは間違いなく上がる。
脚元の健康こそ、自らの「生命線」といえる競走馬もしかりだろう。どちらか一方に専念することなく、芝やダートを全速力で駆け抜けることで、脚部にダメージを受けることは想像に難くない。
こうした背景をモノともせず、抜群のパフォーマンスをみせる”二刀流”の達人たちからは、まさに“人智を超えた”パワーを感じずにはいられない。
ちなみに熊沢騎手の持つ障害歴代2位の251勝は、星野忍さんの最多記録254勝まであと3つ。こうした記録に注目するだけでなく、我々ファンは常にリスペクトを忘れずにいたい。
PICK UP
Ranking
17:30更新- 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
- 【天皇賞・春】春G1「勝利の方程式」がまたまた出現!14番テーオーロイヤルに“やり過ぎ感”…思い出したい「待て、あわてるな、これは孔明の罠だ」の声
- 【天皇賞・春(G1)】武豊×ドウデュースの復活勝利も霞むC.ルメールの神騎乗! 「死枠」克服を完璧に読み切った古馬王道路線の鬼が降臨
- JRA「出禁」になったO.ペリエ「税金未払い」騒動!? L.デットーリ「コカイン使用」K.デザーモ「アルコール依存症」過去の”外国人騎手トラブル”に呆然……
- 【青葉賞】実力派中堅が「88連敗中」の不思議…越えておきたいG2の壁、「スランプ突入」木村哲也厩舎の救世主となれるか
- 【青葉賞(G2)予想】データも後押しシュガークンの可能性にかけて勝負!キタサンブラック弟を頭に流す
- 【青葉賞(G2)】「武豊×シュガークン」に立ち塞がるライバル3頭! 新馬戦でジャスティンミラノに敗れた「東の大物」が急浮上【週末重賞ピックアップ】
- 【天皇賞・春】横山典弘「前ポツン」にファンは狂喜乱舞? 20年前の逃亡劇再現あるか……マテンロウレオ陣営も不気味なコメント
- UAE競馬史上「最強」のジョッキーが短期免許で日本初参戦! ステレンボッシュ、シックスペンスの名門も「いい馬を用意している」
- C.ルメール「ダービーは絶対大丈夫」復帰いよいよ秒読み! ドウデュース武豊と同じく騎乗数セーブ予想も…春G1で復活インタビューとなるか
関連記事
JRA 皐月賞(G1)M.デムーロ「危機一髪」でグラティアス確保!? 昨年に続く強運で「乗っ取り」回避も思い出される苦い過去
JRA 福永祐一コントレイル敗戦で「誤算続き」の春到来!? 桜花賞(G1)ファインルージュで「連敗トンネル」脱出に望み
JRA 桜花賞(G1)「芝未勝利」横山典弘に舞い込んだ武豊代打メイケイエール、親子対決で父の威厳を見せつけるチャンス!?
JRA「フルゲート割れ」皐月賞(G1)と「最高峰」日本ダービー(G1)の差が広がる一方!? 同じクラシックでなぜここまで「格差」が広がったのか
JRA 「勝率7割」川田将雅がライバル騎手を圧倒!? 桜花賞(G1)エリザベスタワーで3週連続G1制覇も夢ではない理由