GJ > 競馬ニュース >  競馬界の「リアル二刀流」偉業を振り返る  > 2ページ目
NEW

JRA 二刀流は大谷翔平だけじゃない!? 競馬界の「リアル二刀流」レジェンドたちの偉業を振り返る

【この記事のキーワード】, ,

 デビュー36年目を迎えた熊沢重文騎手は、元祖”二刀流”ジョッキー。4日現在で通算1044勝を挙げている大ベテランを知らない競馬ファンはいないだろう。

 1991年、ダイユウサクで制した有馬記念(G1)など平地重賞は16勝している一方で、2012年マーベラスカイザーで中山大障害(J・G1)を優勝するなど、ジャンプ重賞では15勝している。

 特に熊沢騎手は、障害レースにもグレード制が導入された1999年以来、平地と障害の両G1を制した史上初のジョッキーとなった。また柴田大知騎手も、2011年と12年の中山グランドジャンプと、2013年のNHKマイルCの両G1を制して、“リアル二刀流”を体現している。

 全米の野球ファンを驚嘆させた大谷選手と、芝・ダート両G1を制した熊沢騎手と紹介したレジェンド級の馬たち。ともに共通するのは、その「危険度」だ。

 投手と野手を兼任する大谷選手のトレーニングは、投手と野手の両方をこなさなければならず、ケガをする可能性は絶対的に高い。

 一方の競馬界では、騎手は平場のレースはもちろん、障害レースに騎乗することで、危険度のリスクは間違いなく上がる。

 脚元の健康こそ、自らの「生命線」といえる競走馬もしかりだろう。どちらか一方に専念することなく、芝やダートを全速力で駆け抜けることで、脚部にダメージを受けることは想像に難くない。

 こうした背景をモノともせず、抜群のパフォーマンスをみせる”二刀流”の達人たちからは、まさに“人智を超えた”パワーを感じずにはいられない。

 ちなみに熊沢騎手の持つ障害歴代2位の251勝は、星野忍さんの最多記録254勝まであと3つ。こうした記録に注目するだけでなく、我々ファンは常にリスペクトを忘れずにいたい。

JRA 二刀流は大谷翔平だけじゃない!? 競馬界の「リアル二刀流」レジェンドたちの偉業を振り返るのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
  2. 【天皇賞・春】春G1「勝利の方程式」がまたまた出現!14番テーオーロイヤルに“やり過ぎ感”…思い出したい「待て、あわてるな、これは孔明の罠だ」の声
  3. 【天皇賞・春(G1)】武豊×ドウデュースの復活勝利も霞むC.ルメールの神騎乗! 「死枠」克服を完璧に読み切った古馬王道路線の鬼が降臨
  4. JRA「出禁」になったO.ペリエ「税金未払い」騒動!? L.デットーリ「コカイン使用」K.デザーモ「アルコール依存症」過去の”外国人騎手トラブル”に呆然……
  5. 【青葉賞】実力派中堅が「88連敗中」の不思議…越えておきたいG2の壁、「スランプ突入」木村哲也厩舎の救世主となれるか
  6. 【青葉賞(G2)予想】データも後押しシュガークンの可能性にかけて勝負!キタサンブラック弟を頭に流す
  7. 【青葉賞(G2)】「武豊×シュガークン」に立ち塞がるライバル3頭! 新馬戦でジャスティンミラノに敗れた「東の大物」が急浮上【週末重賞ピックアップ】
  8. 【天皇賞・春】横山典弘「前ポツン」にファンは狂喜乱舞? 20年前の逃亡劇再現あるか……マテンロウレオ陣営も不気味なコメント
  9. UAE競馬史上「最強」のジョッキーが短期免許で日本初参戦! ステレンボッシュ、シックスペンスの名門も「いい馬を用意している」
  10. C.ルメール「ダービーは絶対大丈夫」復帰いよいよ秒読み! ドウデュース武豊と同じく騎乗数セーブ予想も…春G1で復活インタビューとなるか