
JRA横山典弘ダービーでも「ポツン騎乗」に非難轟々!? エフフォーリア見守る姿はまるで“父兄参観”……、レッドジェネシスのファンからは「もう乗らないで」
30日、東京競馬場で行われた3歳世代の頂上決戦・日本ダービー(G1)は、シャフリヤールとコンビを組んだ福永祐一騎手が優勝。無敗二冠を狙った皐月賞馬エフフォーリアはハナ差の2着に敗れた。
3着までに入った3頭が、いずれも上がり3ハロン33秒4を記録した大激戦。優勝したシャフリヤールの福永騎手は、昨年のコントレイルに続くダービー連覇を決めてダービー3勝の偉業を達成した。勝利まで目前のところで敗れたエフフォーリアもまた、世代トップクラスの実力を証明する走りを見せた好レースだった。
「人気に応えることが出来なくて、申し訳なかったです。流れが遅い中、少し力んでいましたがよく走っていました。最後は勝ち馬に切れ負けしてしまいました」
あと一歩のところで勝利を逃がした弱冠22歳の若武者・横山武史騎手には、悔しい敗戦だったに違いない。がっくりと肩を落とす三男の姿を父である横山典弘騎手はどんな思いで見守っていただろうか。
ただ、そんな息子の晴れ舞台にもかかわらず、横山典騎手の騎乗ぶりを非難する声も少なからず出ていたことは確かだ。
コンビを組んだレッドジェネシス(牡3、栗東・友道康夫厩舎)は、5月の京都新聞杯(G2)を差し切り勝ちしてのダービー参戦。13番人気の穴馬ではあったが、大舞台を得意とするディープインパクト産駒ということもあり、一発を期待するファンも多かった。
しかし、ゲートが開いた瞬間にレッドジェネシスを推すファンの期待は脆くも崩れ去る。なんとレッドジェネシスに騎乗した横山典騎手は、まったく行く気がないのかと思えるような後方待機策を選択。スルスルと下がった結果、1頭だけ離れた最後方へ……。
その結果、一部の競馬ファンから、勝つ気のない騎乗として度々批判の的となっている「後方ポツン」が炸裂……レッドジェネシスはそのまま、後ろから2番目を走っていたアドマイヤハダルから、さらに5馬身以上大きく離れた位置からの追走となった。
さらに逆風となったのは、レース後に各ジョッキーが「キレ勝負」と振り返ったように、レコードの出る超高速馬場だったことだ。ただでさえ、スローペースとなった前半に離れた最後方では、「マジメに乗れ」という声が出たのも無理がなかったかもしれない。
「馬の気分を損ねない騎乗が、横山典騎手の持ち味。外から見ている我々にはわからない何かを、横山典騎手が感じていた可能性はあります。だとしても、さすがにスタートしてすぐに最後方ではファンも納得してくれないでしょう。
結局、位置取りは最後の直線までそのまま……。ダービーの舞台は出走する馬にとっても一生で一度の晴れ舞台です。見方によっては無気力にも映る騎乗でもあり、コメントもないのでは、横山典騎手の意図もわかりません」(競馬記者)
その一方、レース中の映像では内で伸びあぐねるレッドジェネシスの横山典騎手が、シャフリヤールとデッドヒートを繰り広げるエフフォーリアと武史騎手の姿を、目で追っている姿がしっかりと映されていた。
レース後、2着に敗れて肩を落とす武史騎手を、満面の笑みで見守る“父の表情”を目撃したファンからネットの掲示板やSNSでは、「父兄参観?」「せめてレースくらいは普通に乗って」「乗り替わって欲しい」といった“怨嗟の声”もあったとか……。
(文=高城陽)
<著者プロフィール>
大手新聞社勤務を経て、競馬雑誌に寄稿するなどフリーで活動。縁あって編集部所属のライターに。週末だけを楽しみに生きている競馬優先主義。好きな馬は1992年の二冠馬ミホノブルボン。馬券は単複派で人気薄の逃げ馬から穴馬券を狙うのが好き。脚を余して負けるよりは直線で「そのまま!」と叫びたい。
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