パチンコ「時速4万発」の超速マシン登場の影響は…遊技内容の調査が話題
ご存じの通り、P機へと移行した後のパチンコは元気だ。最大ラウンド数は16ラウンドから10Rへ短縮されたものの、確変継続率の上限65%は撤廃。時短システム各種も変更され、大当りリミッターも2種類まで認められた。
これによって様々なゲーム性が生まれた中で、やはりファンの心を鷲掴みにしているのは破壊力の高さとスピード感。時速「4万発」以上の超速マシンも珍しくなく、首尾よく大連チャンを射止めた後は、大当りが終了して通常画面へと戻っても払い出しが追い付かずに、しばらく大当り時の出玉が吐き出され続けることもあるほどだ。
一方、6号機時代へと移り変わったパチスロは低迷が続いている。やはりネックは有利区間と出玉上限で、6.2号機で有利区間は1,500Gから3,000Gへと延長されたものの、出玉上限2,400枚は継続。ボーナスタイプの獲得枚数も抑えられており、5号機と比べて一撃性に大きく欠ける点は否めない。
その影響もあってか、調査企業・ブーミングネットによると、今年に入ってパチンコ優勢、パチスロ劣勢の構図が顕著に。営業の主軸もパチンコにシフトするホールが増えてきたという。
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業界誌「グリーンべると」に掲載された遊技客の遊技内容に関する調査では、全体の傾向としてパチンコをメインに遊技する遊技客割合は約75%、パチスロをメインに遊技する遊技客割合は約25%とのこと。やはりパチンコユーザーの方が圧倒的に多く、中には「パチスロメインからパチンコメインへ切り替えた遊技客もいる」と予想している。
パチンコは約75%のうち、3分の2が低貸し、残りが4円。対してパチスロは逆の傾向で、約25%のうち、約16%が20円、残りが低貸しとなった。
来店時間に関する調査については、朝イチは高設定狙いや据え置き狙いをしやすいパチスロに約30%の遊技客が流れていることが判明。主婦層や年配客がメインとなる昼間の時間帯は1円パチンコの比率が約55%と大きく上昇し、パチスロの比率が減少している。
夕方になると仕事帰りのサラリーマン層で賑わい、これによってパチスロの比率が再上昇。夜には主にボーナスタイプが人気となり、20円パチスロが約26%と大きく稼働を伸ばしている。
以上の結果を受けて同社は、コロナ禍で一時は遊技客の遊技傾向に変化が見られたものの、「どうやら現在は従来通りの傾向に戻りつつある」とまとめている。
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