パチンコ「継続率83％・1500発比率50％」の超激甘マシン！ ユーザーから意外な反応も!?

ホットな新台をユーザーの感想を交えつつ掘り下げていく【激アツ新台実戦JUDGEMENT】

　今回のピックアップマシンは、コンスタントに大ヒットを生み出すメーカーが人気ラノベコンテンツで新境地への開拓を狙う『Pフィーバーダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』（以下ダンまち）だ。

『Pフィーバー機動戦士ガンダムユニコーン』の人気がいまだに衰え知らずのSANKYOから注目のコンテンツとのタイアップマシンが導入され、関心を集めている。

　大当り確率が1/319.7のミドルタイプで、ループ確変を搭載。確変突入率が75％と高いのが特徴となる。通常大当り後は100回or120回の時短が付与されるが、右打ち中の通常大当りは後者で固定され、時短引き戻しを加味した連チャンモード「GOLD RUSH」の継続率は約83％にもおよぶ。

　大当り後は必ず「GOLD RUSH」に突入し、内部的に確変状態なら時短の規定回数を消化した後に確変濃厚モードとなる「GOLD RUSH神∞BOOST」に昇格する。また、規定回数に到達する前でも「マヂ神告知」が発生すれば「BOOST」に移行することもある。

　基本的にはオールドタイプの確変ループ機だが、RUSH中は大当りの半分が最大出玉となる10ラウンド約1500発を獲得でき破壊力も充分。「17連20000発」「一撃ほぼ30000発」といった出玉報告も多数ある。

　さらに「ラッシュ3回で差玉45000発」「最大70000発オーバー」など、『ガンダムUC』を彷彿させる爆発力にも期待できそうなポテンシャルを垣間見せた。

クルーンに対してネガティブな意見が!?

　その一方で、ある点についてはよろしくない意見が集まった。それはクルーン式のスタートチャッカーである。本機はヘソを通ったあとに3穴クルーンによって振り分けが行われ、奥2つに入賞すればデジタル回転となるが、手前に入ると賞球のみ払い出され抽選されないようになっている。

　このクルーンによる振り分けが非常に厳しい状態になっているという声が多いのである。「1000円あたり13～14回転が精いっぱい」など、この仕様に嘆くユーザーも少なくない印象。ただ、勘違いしないでいただきたいのは、本機のボーダーラインは、ほぼこれと同じ数字なのである。

　つまり、激甘のスペックに設計し、クルーンを搭載したスタートチャッカーによってそのバランスをチューニングする機種となる。

　これはスマートパチンコを見据えた取り組みの一環であろう。しかし、ヘソを通過しても思うように回らない状況は打ち手に過剰なストレスを与えるもので「打つのがキツい」「手前に外れ穴があるのがイライラする」「やっぱりクルーンはダメ」と不満の意見は絶えない。

　パチンコファンは特にボーダーラインなどをしっかり把握して打っている層が相対的に少ないだろうし、「回らない、ふざけんな」としか思われない状況も多いだろう。それよりもなによりも、やはり回らない台は面白くないのである。これはたぶん真理であろう。

（文=大森町男）
<著者プロフィール>
　羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

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