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川田将雅×マイネル軍団「急接近」にM.デムーロも冷や汗!? 岡田総帥亡き後の変化に「260連敗中」のお抱え騎手も崖っぷちか

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川田将雅×マイネル軍団「急接近」にM.デムーロも冷や汗!? 岡田総帥亡き後の変化に「260連敗中」のお抱え騎手も崖っぷちかの画像1
M.デムーロ騎手 撮影:Ruriko.I

 21日、中京競馬場で行われた若駒S(L)は、2番人気のマイネルラウレア(牡3歳、栗東・宮徹厩舎)が勝利。兄に昨年の目黒記念(G2)や函館記念(G3)で2着したマイネルウィルトスを持つ素質馬が、クラシックへ確かな一歩を刻んだ。

 大きなハナ差だった。出走した7頭全馬が1勝馬だったこのレース。最後は粘り込むワンダイレクトをマイネルラウレアがハナ差で捕らえたが、春のクラシックを見据えると収得賞金が加算される1着と、そうでない2着との差は極めて大きい。

「残念です――」

 だからこそレース後、2着ワンダイレクトの鞍上M.デムーロ騎手が開口一番で無念を口にしたのも当然か。「とてもいい手応えで直線に向けました」と振り返っている通り、チャンス十分に思えたが、「先頭に立ってフワフワしたのがもったいなかった」と早め先頭が仇になったようだ。力負けではなかったが、ここで賞金を加算できなかったことは、春のクラシック挑戦へ小さくはない影響を与えてしまうだろう。

 ただ、デムーロ騎手にとっては違った意味でも悔しさが募る結果だったのかもしれない。

川田将雅騎手×マイネル軍団「急接近」にM.デムーロも冷や汗!?

「デムーロ騎手といえば、オークス馬ユーバーレーベンの主戦を任されるなど、ここ数年でマイネル軍団との関係を一気に深めたジョッキー。それだけにマイネルラウレアにも興味があったと思いますし、ここでしっかりと負かしてマイネル軍団に再び自分の価値を示したかったところ。ハナ差の惜しい負けだっただけに、悔しさもひとしおでしょうね」(競馬記者)

 実際、デムーロ騎手とマイネルラウレアを所有するサラブレッドクラブ・ラフィアンとのコンビ結成は2020年にわずか2回だったが、2021年38回、2022年も36回と急接近。

川田将雅×マイネル軍団「急接近」にM.デムーロも冷や汗!? 岡田総帥亡き後の変化に「260連敗中」のお抱え騎手も崖っぷちかの画像2
川田将雅騎手

 そういった意味では、マイネル軍団の“新エース騎手”としてマイネルラウレアと今回の若駒Sに挑んでもおかしくなかったデムーロ騎手だが、この素質馬を見事1着に導き、貴重な賞金加算を成功させたのは、昨年のリーディングジョッキー川田将雅騎手だった。

「この結果には、デムーロ騎手も心中穏やかではないかもしれません。というのも、川田騎手とマイネル軍団は、これまでほぼ接点がなかった組み合わせ。それがいきなりクラシック候補の素質馬を託されただけでなく、さすがの“一発回答”ですからね……。

引く手数多の川田騎手のお手馬を考慮すれば、さすがにこのままマイネルラウレアとクラシック参戦とはならないと思いますが、今後両者が関係を深めていく可能性は大いにあると思います」(同)

 記者がそう話すのも、一昨年にマイネル軍団の総帥・岡田繁幸さんが他界した影響が小さくないという。これまでマイネル軍団といえば、特定の騎手を中心に起用する傾向だったが、デムーロ騎手が新たに抜擢されたように、ここ1、2年で傾向が変わりつつあるという。

 仮に結果重視の実力主義にシフトすれば、トップジョッキーの川田騎手が有力候補の1人に挙がるのは火を見るよりも明らかというわけだ。

「260連敗中」のお抱え騎手も崖っぷちか…

「いきなり川田騎手がマイネル軍団の主戦になることはないと思いますが、今後勝てそうな有力馬が積極的に川田騎手に流れる可能性はあります。実際に、昨年と一昨年で川田騎手がサラブレッドクラブ・ラフィアンの所有馬に騎乗した例は9回しかありませんが、そのうち5回が1番人気でした。マイネル軍団の“お抱え騎手”にとっては死活問題になりかねません」(同)

 そんな中で記者が名を挙げたのが、柴田大知騎手だ。2016年から3年連続で300回以上のコンビ結成など、サラブレッドクラブ・ラフィアンと強固なパイプを持つ柴田大騎手だが、最近は苦戦が目立っているという。

「柴田大騎手といえばマイネル軍団のお抱え騎手の筆頭格でしたが、岡田総帥の死後、少し風向きが変わってきた印象です。

具体的には一昨年148回、昨年131回と明らかにサラブレッドクラブ・ラフィアンの所有馬に騎乗する回数が減少しています。その影響もあってか、最近はずっと勝利から見放されている状況で、周囲の関係者からも心配の声が上がり始めています」(同)

 昨年12勝に終わった柴田大騎手だが、実は7月17日を最後に約半年間も勝利から遠ざかっている。この日も4鞍騎乗したが勝利を挙げることはできず、連敗は260に到達した。

「今年2月一杯で引退する福永祐一騎手の同期ですが、人気薄で上位に食い込むシーンも珍しくないですし、腕が鈍っているというわけではないはずですが……。長く勝てないというのは、騎手にとっては辛いもの。マイネル軍団の地位も決して盤石とは言えない状況ですし、早く結果が欲しいところです」(同)

 レース後、「能力の高い馬です」とマイネルラウレアを称賛した川田騎手だが「人と意思疎通ができていないので、その辺が理解できれば」と課題を挙げる辺りは、継続騎乗への意欲にも受け取れる。

 果たして、マイネル軍団とリーディングジョッキーとのコンビは今後増加していくのだろうか。また、その動向が気が気でないライバルジョッキーも少なくなさそうだ。

GJ 編集部

GJ 編集部

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