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人気爆発D.レーン「贅沢すぎ」最高記録に呆然…東京メイン勝利で密かに更新された自己新とは

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人気爆発D.レーン「贅沢すぎ」最高記録に呆然…東京メイン勝利で密かに更新された自己新とはの画像1
グロリアムンディ 撮影:Ruriko.I

 20日、この日は唯一の重賞レースだった平安S(G3)を単勝2.8倍の1番人気グロリアムンディが勝利したことを始め、比較的堅い決着が目立つ1日だった。

 本命党の競馬ファンにとっては心穏やかに過ごせた1日だったかもしれないが、そんな中でも穴党期待のジョッキーたちは、しっかりと…いや、ド派手にその期待に応えている。

 中でも、単勝229.1倍の12番人気ワイルドハンターと木幡巧也騎手の勝利はSNSなどでも大きく取り上げられてニュースにもなった。

 また、他にも単勝95.2倍の12番人気ヴァレンシアスノーの太宰啓介騎手、単勝93.8倍の9番人気ハギノメーテルの藤懸貴志騎手、単勝77.7倍の12番人気ブリングトゥライフの柴山雄一騎手らの勝利も、ワイルドハンターの木幡巧騎手に負けないくらいのファインプレーだろう。

 それも4人ともしっかりと勝ち切っているのだから、穴党だけでなく全国のファンから称賛されて然るべき騎乗だった。彼らは、熱心な穴党なら誰でも知っているような押しも押されもせぬ仕事人。大レースで人気馬に騎乗することは少ないかもしれないが、どんな馬でも最後まであきらめない姿勢には、1ファンとしてただただ頭が下がるばかりだ。

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D.レーン騎手 撮影:Ruriko.I

 そんな中、この日にひっそりと「単勝配当の自己記録」を更新したジョッキーがいる。短期免許で参戦中のD.レーン騎手だ。

「いつもより上手にゲートを出てくれて、好ポジションを確保。いい勝ち方ができました」

 この日も合計3勝と猛威を振るったレーン騎手から自画自賛のコメントが飛び出したのは、東京のメインだったメイS(OP)だ。最後の直線で馬群から抜け出して勝利に導いたのは、7番人気のサクラトゥジュールだった。

 最後は逃げ粘るマテンロウスカイを測ったように差し切り。この辺りは、さすがレーン騎手といったところだが、サクラトゥジュールは7番人気とはいえ単勝は18.9倍。木幡巧騎手の229.1倍はもちろんのこと、太宰騎手(95.2倍)や藤懸騎手(93.8倍)、柴山騎手(77.7倍)とも比較にならないほど“手堅い”配当だ。

「贅沢すぎ」最高記録に呆然…

 しかし、この単勝18.9倍がレーン騎手にとっては単勝の自己最高記録というのだから、ただただ驚きである。

「短期免許の有力外国人ジョッキーに人気馬が集中することは珍しくありませんが、レーン騎手の場合、豪州のジョッキーであることが拍車を掛けています。

例えば、昨年来日したR.ムーア騎手やC.デムーロ騎手、T.マーカンド騎手といったところは欧州で活躍するジョッキー。今年も英国のダービーが6月3日に開催されるなど、欧州競馬はこの時期に重要なレースが集中しているため、欧州のトップジョッキーが日本へ乗りに来ることはまずありません。

つまりこの時期に参戦するレーン騎手からすれば、他の外国人ジョッキーと騎乗馬がバッティングしないということ。現在も短期免許で参戦している外国人ジョッキーはレーン騎手しかいませんし、それが彼に人気馬の集中する大きな要因の1つです」(競馬記者)

 ちなみに、レーン騎手のこれまでの単勝最高記録は7番人気のメールドグラースで勝利した2019年の新潟大賞典(G3)の15.8倍。日本初騎乗から1週目での“重賞初制覇”で、一気にその名を日本の競馬ファンや関係者に知らしめた一戦でもあった。

 当然の話だが、レーン騎手にここまで有力馬が殺到しているのは、彼の腕があってこそ。しかし、今回が4シーズン目の短期免許となるが、単勝18.9倍の勝利が最高記録とはなんとも贅沢な話である。

GJ 編集部

GJ 編集部

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