春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕

クラシック二冠、G1馬10頭の超豪華メンバーで行われた安田記念(G1)も終了し、大きな盛り上がりを見せている春のG1シリーズ。後は上半期の総決算といえる宝塚記念(G1)を残すのみ。現役最強馬イクイノックスが参戦するグランプリに向けて、ファンの関心も高まっていることだろう。
しかし、そんな盛り上がりに水を差すトラブルも発生したようだ。なんと現役騎手の父が、詐欺容疑で東京地検に書類送検されたという。
『読売新聞』が報じた記事によると、警視庁新宿署に書類送検された人物は、会社経営者の大野裕容疑者。その名前から察しがつくように、JRAの現役ジョッキーである大野拓弥の父である。
2005年にデビューした大野騎手は、関東の中堅騎手として知られる存在。派手さはないものの、過去にはスノードラゴンやサウンドトゥルーとのコンビでG1レースを優勝したこともある。近年は大舞台の勝利からは遠ざかっているものの、重賞レースで人気薄の馬で穴を開けることもあり、穴党の競馬ファンから一目置かれている。
その容疑は「競走馬の共同購入費を水増しして詐取した」という内容であり、大野騎手との直接的な関係はないものの、父が「息子を騎乗させる」ことをアピールポイントにしていたため、息子の大野騎手としては思わぬ巻き込み被害に遭った格好だ。
父と見られるTwitterアカウントではお詫びと題して「この度は私の不徳のいたすところでお騒がをし誠に申し訳ございません。数年前の共有馬に関わる契約において馬代に上乗せした契約書を共有者2名に提示したことが詐欺行為と判定されてしまいました。この行為を厳粛に受け止め反省しております」というツイートも出され、被害に遭ったと見られる馬主側も憤りを隠せない様子だ。
ネットの掲示板やSNSなどでは、記事を目にした関係者ファンから「水増し請求」「中抜き」という言葉も出ていたため、双方の認識に異なる部分も少なからずあったと考えられるが、こちらについては司法の判断を待ちたい。
また、馬主に関連するトラブルといえば、先日も昨年のチャンピオンズC(G1)を優勝したジュンライトボルトのオーナーとして知られる東証スタンダード上場の不動産会社「リベレステ」の社長河合純二容疑者が出資法違反の疑いで逮捕されたばかり。
それ以外でも若手騎手ら6人が、開催日における通信機器(スマートフォン)の不適切な使用が発覚したため、事態を重く見たJRAから30日間の騎乗停止処分が下されている。
『ウマ娘 プリティーダービー』(Cygames)の大ヒットで新たなファンの獲得に成功し、コロナ禍の収束によって再び競馬場に活気が戻りつつあった矢先、このような醜聞が続発してしまったことは非常に残念な限りだ。
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