
「関東の問題児」がバチバチの叩き合いで痛恨の騎乗停止…被害馬の騎手からもクレーム? 降着の裁決に「迷惑をかけてしまい申し訳ない気持ち」

「第2位に入線した7番サンライズマウレアは、最後の直線コースで外側に斜行し、8番エンバーク(3位入線)の走行を妨害しました。
このことについて、その走行妨害がなければ、8番エンバークは7番サンライズマウレアより先に入線したと認めたため、7番サンライズマウレアを第3着に降着としました。
この件について、7番サンライズマウレアの騎手西塚洸二を2023年11月4日(土)から2023年11月12日(日)まで9日間(開催日4日間を含む)の騎乗停止としました」
いきなり何事かという冒頭の話だが、こちらは22日に行われた日曜新潟5Rメイクデビュー新潟(ダート1800m)における裁決レポートの内容(原文ママ)である。
文中に記述があるように、最後の直線で先頭を走っていたエンバークめがけてサンライズマウレアが何度も馬体をぶつけているシーンが、裁決パトロールの映像でも確認することができる。
レースとしては先に先頭を走っていたサンライズマウレアと、それを3コーナー辺りから交わしたエンバーク。最後の直線で脚色が鈍りそうに見えたが、再び盛り返してバチバチの叩き合いとなった。
最終的に外から鋭い脚で突き抜けたカーマンラインが3馬身差で突き抜けたものの、激しいデッドヒートを演じた2頭もしぶとく入線。2位にサンライズマウレア、3位にエンバークが粘り切り、勝ち馬以外の追撃を凌ぎ切った。
しかし、問題となったのは2着争いをしていた2頭がお互いにスムーズな競馬で入線していなかったことである。
映像を見てもサンライズマウレアが内から外に斜行していたため、エンバークの丹内祐次騎手が追いづらそうにするシーン。加害馬に騎乗していた西塚騎手も決して意図的な妨害ではなかったにしろ、「加害馬の違反行為により被害馬が走行を妨害されたと認める事象で、かつその妨害行為がなければ被害馬が加害馬より先に入線していたと判断した場合に、加害馬は被害馬の後ろの着順に降着となります」という降着の判断基準に抵触したということだろう。
被害馬の騎手からもクレーム?
「西塚騎手もなんとか立て直そうとしていたようですが、余力が残っていなかったこともあってか、サンライズマウレアも苦しそうに走っていました。ただ、そうはいっても被害に遭った丹内騎手としては迷惑な話です。ゴール入線後には西塚騎手の方に向かって何か言っている姿もカメラが捉えていましたね。もしかしたらクレームをつけていたのかもしれません」(競馬記者)
とはいえ、9日間(開催日4日間を含む)の騎乗停止と判断されたからには、西塚騎手も反省すべき事象だったことは間違いない。
「西塚騎手といえば、当初短期留学の名目で栗東を拠点に騎乗していましたが、所属していた鹿戸雄一厩舎とひと悶着の末、フリーになって藤原英昭調教師が面倒を見ている状況でした。
恩師に対して後足で砂をかけるような格好で飛び出したこともあり、真摯な態度でイメージの回復に努めたいところ。降着は不可抗力だった可能性は否めませんが、先入観もあって、あまりいい印象は持たれないかもしれませんね」(競馬記者)
「関東の問題児」が自ら望んだ事実上の栗東所属。「みなさんに迷惑をかけてしまい申し訳ない気持ちです」と振り返った今回の反省を生かし、これからの信頼回復に努めたいところだ。
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