GJ > 競馬ニュース > 【東京大賞典】JBCクラシックの「波乱」にも関係?差し・追い込みは決まらない⁉
NEW

【東京大賞典】JBCクラシックの「波乱」にも関係?差し・追い込みは決まらない⁉

【この記事のキーワード】, ,

【東京大賞典】JBCクラシックの「波乱」にも関係?差し・追い込みは決まらない⁉の画像1

 29日に大井競馬場で行われる東京大賞典(G1)。現在『netkeiba.com』が公開している予想オッズでは、昨年の覇者ウシュバテソーロが1番人気、大井で6戦無敗のミックファイアが2番人気の想定となっている。

 いずれも大井で好走実績のある2頭だが、現在の大井競馬場の砂が入れ替えられたことには注意をしておきたい。

 大井では10月に砂の入れ替えを発表。説明によると「安定的な砂資源の確保及びより安全な馬場でのレース開催等を目指すため」ということで、これまで使っていた国産の砂からオーストラリア産の新砂にすることで排水性が向上。以前より馬場状態が悪化しにくい、騎乗者の視認性が良い、砂の張り付きも軽減できると安全面に配慮したものらしい。

 排水性が高い砂とはサラサラな状態が維持しやすい砂で、踏み込みによりパワーが必要になる。人間が砂場やビーチで走りにくいのと同じだ。渋ったダートで時計が出やすいのは、適度に粘土質な方が踏み込みやすいからだろう。

新大井の砂が東京大賞典の結果にも影響ある?

 イメージとしては、排水性が増したことによりパワータイプの差し馬向きになりそうだが、砂の入れ替えが終わってから開催されたJBCクラシック(G1)では、逃げたノットゥルノが2着に粘り込み、勝ち馬のキングズソードが3番手からの抜け出し。2番手につけたテーオーケインズが3着という結果。思いのほか前残りに終わっている。

 たまたまという可能性も考えられるものの、全体的な傾向でも砂の入れ替え前の方が差し追い込みが決まっていた印象だ。

砂入れ替え前(10月2日~10月6日)
脚質:勝率
逃げ:23.3%
先行:48.3%
差し:23.3%
追い込み:5.0%

砂入れ替え後(10月29日~11月2日)
脚質:勝率
逃げ:25.9%
先行:51.9%
差し:18.5%
追い込み:3.7%

 ミックファイアを管理する渡邉和雄調教師がSNSで「果たして大井の新しい砂は先行して粘り込むミックファイアに味方するのか??それともレコードタイムを連発した持ち前のスピードを削いでしまうのか??」と発信していたように、まだまだ未知数な新大井。前残り決着となるか、それとも差しが届くのか。今年最後の大一番に注目だ。

GJ 編集部

GJ 編集部

真剣勝負の裏にある真実に切り込むニュースサイト「GJ」の編集部です。これまで作成した記事は10000本以上。競馬歴10年超えの情報通が業界の「しがらみ」を取り払った「本音」や「真実」にも臆することなく、他のサイトとは一線を画したニュース、サービス提供を行っています。

真剣勝負の真実に切り込むニュースサイト「GJ」

Twitter:@GJ_koushiki

Instagram:@goraku.horse.racing0505

【東京大賞典】JBCクラシックの「波乱」にも関係?差し・追い込みは決まらない⁉のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
  2. 【天皇賞・春】春G1「勝利の方程式」がまたまた出現!14番テーオーロイヤルに“やり過ぎ感”…思い出したい「待て、あわてるな、これは孔明の罠だ」の声
  3. 【天皇賞・春(G1)】武豊×ドウデュースの復活勝利も霞むC.ルメールの神騎乗! 「死枠」克服を完璧に読み切った古馬王道路線の鬼が降臨
  4. JRA「出禁」になったO.ペリエ「税金未払い」騒動!? L.デットーリ「コカイン使用」K.デザーモ「アルコール依存症」過去の”外国人騎手トラブル”に呆然……
  5. 【青葉賞】実力派中堅が「88連敗中」の不思議…越えておきたいG2の壁、「スランプ突入」木村哲也厩舎の救世主となれるか
  6. 【青葉賞(G2)予想】データも後押しシュガークンの可能性にかけて勝負!キタサンブラック弟を頭に流す
  7. 【青葉賞(G2)】「武豊×シュガークン」に立ち塞がるライバル3頭! 新馬戦でジャスティンミラノに敗れた「東の大物」が急浮上【週末重賞ピックアップ】
  8. 【天皇賞・春】横山典弘「前ポツン」にファンは狂喜乱舞? 20年前の逃亡劇再現あるか……マテンロウレオ陣営も不気味なコメント
  9. UAE競馬史上「最強」のジョッキーが短期免許で日本初参戦! ステレンボッシュ、シックスペンスの名門も「いい馬を用意している」
  10. C.ルメール「ダービーは絶対大丈夫」復帰いよいよ秒読み! ドウデュース武豊と同じく騎乗数セーブ予想も…春G1で復活インタビューとなるか