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今村聖奈、角田大河の同期が「190戦1勝」で謎のフリー…デビュー当日の転倒落馬も関係者の評価に影響か、正月競馬も「騎乗馬ゼロ」の試練

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今村聖奈、角田大河の同期が「190戦1勝」で謎のフリー…デビュー当日の転倒落馬も関係者の評価に影響か、正月競馬も「騎乗馬ゼロ」の試練の画像1

 昨年の12月29日に関東の尾形和幸厩舎の所属からフリーになることが発表された土田真翔騎手。まだこれといった実績のない3年目の若手ということもあり、名前はそれほど知られていないかもしれないが、デビュー当日のレースで落馬した新人騎手といえば、思い出す人がいるかもしれない。

 関係者によると以前から土田騎手がフリーになるという噂はあったが、キリのいいタイミングということで昨年末に正式発表された様子。まだ1勝しか挙げていない上に、その1勝もデビューから1年以上かかっていただけに、同期の今村聖奈騎手や角田大河騎手らに比べると、ほぼ無名といっていい状況である。

 ただ、宮城県出身の師匠・尾形調教師は、福島県出身の土田騎手を同じ東北育ちで親近感を持ちつつ指導。実際、周りの調教師にも頭を下げて調教の手伝いや騎乗馬の依頼をお願いしていたようだ。

 その一方でフリーになる騎手の多くは、関係者からある程度実力を認められ、所属厩舎のバックアップなしでもやっていけると判断したケースが多いことも確か。そういう意味では、まだ1勝しか挙げていない若手がフリーとなることに違和感もある。何かやむを得ない事情があったのだろうか。

実績のないデビュー3年目の若手に訪れた試練

「土田騎手は初週で6鞍に騎乗と、新人にしてはそれなりの騎乗数も揃えてもらいましたが、そこで事件は起きました。3鞍目に騎乗した自厩舎のネネを御せず外へ逃避、入線後に落馬して馬も転倒させるアクシデントが発生してしまいました。幸い、人馬ともに大きな怪我はなかったのですが、この一件で関係者からの評価は大きく下がりました。新人だから仕方ないという同情の声もあったとはいえ、師匠の弟子への指導が徐々に厳しくなっていった理由のひとつでもあるでしょう。

しかしその後、再び両者の関係に亀裂の入る事件が起きます。レース後に新人騎手が調教師とパトロールを見ながら反省点や問題点を振り返るのですが、その中でヒートアップした尾形調教師が土田騎手に対し激怒。周囲に関係者やJRA職員もいましたが、相当な剣幕で説教したことがあったそうです。

その様子を見ていた他の調教師から、さすがにやり過ぎじゃないかと諫められたため、ことなきを得ましたが、尾形師はこの一件を機に土田騎手を厳しく叱責することは減り、本人の意思を尊重するようになったみたいです」(競馬記者)

 とはいえ、師匠から距離を置かれた格好の土田騎手は成績が伸び悩み、初勝利を挙げたのもデビューから110戦未勝利を経験した翌年の4月。その後も79連敗と思わしくない成績だった。

 こちらについては当初、自厩舎の馬にもあまり乗せなくなった尾形調教師の指導にも、問題があるのではないかという見方もあったらしいが、昨年夏くらいから徐々に風向きが変わってきたという。

「北海道で騎乗した1年目の結果がよくなかったこともあり、今年は減量騎手の少ない美浦に残った方が騎乗馬を確保するチャンスが増えるというアドバイスに対し、土田騎手は面倒を見てくれる先輩騎手がいるので北海道に行きたいと譲らなかったそうです。最終的に本人の意思を尊重した格好でしたが、結果は伴わず。

しかも、後から聞いた話によると北海道では、キャバクラなどに連れて行ってもらえるからとか、気になる女の子がいたという話も……。面倒を見たという先輩騎手も自分がレースで乗る馬の調教を土田騎手に任せていたらしく、実際はいいように使われていただけにも映ります。本業がそっちのけになったと思われても仕方がなかったでしょう」(同)

 実際、昨年の夏に騎手を狙い撃ちにした某キャバクラに関係者が足繁く通った話もあった。もちろん、そんな場所にいたなら情報が筒抜け。当然ながら土田騎手の噂も師匠の耳に入っていた可能性は十分にある。こういった事情を振り返ると、両者の決別は遅かれ早かれ避けられなかったのかもしれない。

 また、今年の3日間開催で土田騎手の騎乗数がゼロだったことも深刻だ。記者の話によると、現在のエージェントは坂倉和智氏が外れて担当者不在であり、実績のない若手が騎乗馬を確保するのに苦労することは目に見えている。

 自分で蒔いた種と言っては可哀想だが、ここから挽回するには相当な努力が必要となりそうだ。

GJ 編集部

GJ 編集部

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