GJ > 競馬ニュース > 武豊とのコンビで「6馬身差」ノーステッキ圧勝劇!「終始手応えが楽でした」昨年オークスにも駒を進めた素材に覚醒の予感
NEW

武豊とのコンビで「6馬身差」ノーステッキ圧勝劇!「終始手応えが楽でした」昨年オークスにも駒を進めた素材に覚醒の予感

【この記事のキーワード】, ,
武豊とのコンビで「6馬身差」ノーステッキ圧勝劇!「終始手応えが楽でした」昨年オークスにも駒を進めた素材に覚醒の予感の画像1
武豊騎手

 雨に見舞われた先週の中央競馬。水分を含んだ馬場コンディションで行われた京都開催で、一際大きな存在感を放っていたのが武豊騎手だ。

 土日で計9鞍に騎乗したレジェンドは、4勝2着2回という活躍。重馬場で行われた土曜メインの石清水S(3勝クラス)では、トランキリテとのコンビで道中脚をためると、直線で馬場の外目に持ち出し末脚炸裂。計ったようにゴール前で差し切り、同馬を管理する松永幹夫調教師も「さすが武豊ですね」と手放しで鞍上を褒め称えていた。

 そんな中、レジェンドとのコンビで日曜9Rの北大路特別(2勝クラス)を6馬身差で圧勝したキミノナハマリア(牝4歳、栗東・千田輝彦厩舎)は、今後も覚えておきたい1頭ではないだろうか。

 同馬はここ2戦、同クラスで2着続きだったこともあり、この日は単勝1.9倍という断トツの1番人気。2走ぶりに武豊騎手を鞍上に配してきたことからも、陣営もここは必勝態勢を敷いてきたと見てよかった。

 芝2000mで行われた一戦でキミノナハマリアと武豊騎手のコンビは前半、3番手付近を追走。3コーナーで早くも2番手に進出すると、周りのジョッキーたちが激しく手綱を動かす中、1頭だけ持ったままの手応えで4コーナーを回り最後の直線を向いた。

 武豊騎手が軽く気合を付けた程度で後続をぐんぐん引き離していくと、残り100mからはほとんど流していたにもかかわらず、2着に1秒もの差をつける圧巻のレース内容だった。

オークスに駒を進めた素材が覚醒か

武豊とのコンビで「6馬身差」ノーステッキ圧勝劇!「終始手応えが楽でした」昨年オークスにも駒を進めた素材に覚醒の予感
キミノナハマリア 撮影:Ruriko.I

 武豊騎手はレース後「スタートを五分に出て、終始手応えが楽でした」と話し、「こういう馬場も苦にしないですね」と付け加えていたことから、重馬場というこの日の馬場コンディションが向いたこともあっただろう。

 ただ、勝負どころから抜群の手応えで最後の直線に向かい、ノーステッキで後続をちぎり捨ててしまった走りは、馬場の巧拙はさておき、このクラスでは力が一枚も二枚も抜けた勝ちっぷりのようにも見えた。

「キミノナハマリアは昨年、過去の勝ち馬に二冠牝馬のカワカミプリンセスやエリザベス女王杯(G1)2着のシングウィズジョイなども名を連ねる君子蘭賞(1勝クラス)を勝利。フローラS(G2)でも穴人気となり、オークス(G1)にも駒を進めていました。

早い時期からその素質は評価されていただけに、今回の勝ち方なら、ここにきていよいよ本格化した印象も受けましたね」(競馬誌ライター)

 レース後にはSNSやネット掲示板にファンからも「キミノナハマリア覚醒しすぎでしょ」「恐ろしいほど強かったな」「ハマれば重賞狙える器だと思う」という同馬に対する称賛のコメントが多く寄せられていた。

 この日の競馬を見る限りだと、コンビで連対率100%である武豊騎手とも非常に手が合っているのではないか。継続騎乗となればこのコンビが今後、牝馬路線を盛り上げてくれそうだ。

GJ 編集部

GJ 編集部

真剣勝負の裏にある真実に切り込むニュースサイト「GJ」の編集部です。これまで作成した記事は10000本以上。競馬歴10年超えの情報通が業界の「しがらみ」を取り払った「本音」や「真実」にも臆することなく、他のサイトとは一線を画したニュース、サービス提供を行っています。

真剣勝負の真実に切り込むニュースサイト「GJ」

Twitter:@GJ_koushiki

Instagram:@goraku.horse.racing0505

武豊とのコンビで「6馬身差」ノーステッキ圧勝劇!「終始手応えが楽でした」昨年オークスにも駒を進めた素材に覚醒の予感のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
  2. ジャパンCはノーザンファームに逆らうな?武豊×ドウデュース、ルメール×チェルヴィニア、さらに社台グループの意外な隠し玉が出走?
  3. 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
  4. ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
  5. 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
  6. 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
  7. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
  8. C.スミヨン騎手「サンデーが拒否」原因はC.ルメール騎手? ドバイターフ(G1)リアルスティール「鞍上ドタバタ劇」の裏事情
  9. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  10. 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!