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大阪杯(G1)見据え「遅れてきた大物」が激突!? ジャックドール、ポタジェが制した出世レースに注目

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 27日、東京競馬場の芝2000mで白富士S(L)が行われる。2年前に同レースを優勝したジャックドール、3年前に優勝したポタジェはその後、2頭ともに大阪杯(G1)を制覇しG1ホースの仲間入りを果たした。

 今年も2頭に続かんとばかりに期待馬が多数登録。中でも2頭の対決に注目が集まりそうだ。

 その内の1頭がロードデルレイ(牡4歳、栗東・中内田充正厩舎)だ。

 同馬は父ロードカナロア、母デルフィーノ、祖母レディアーティスト、曾祖母レディバラードが全てロードホースクラブに所属していたという、まさに“ロード血統”の期待馬だ。

 昨年は新馬戦、つばき賞(1勝クラス)を連勝。約6ヶ月の休みを挟み復帰戦となった赤倉特別(2勝クラス)も制して破竹の3連勝を飾った。

 その後、4連勝を懸けて臨んだ神戸新聞杯(G2)では4着に敗れたものの、手綱を取った坂井瑠星騎手はレース後、「ベストはもう少し短いところでもいいのかもしれません」と、芝2400mが若干長かった旨のコメント。

 次走のウェルカムS(3勝クラス)では距離を2ハロン短縮し2馬身差の快勝。初騎乗となった川田将雅騎手も「素質のある馬です」と絶賛するなど、ここまで1800m~2000mでは余裕のある勝ち方を見せているだけに、同馬の走りに注目が集まりそうだ。

4連勝を挙げたシルバーステート産駒バトルボーン

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バトルボーン 撮影:Ruriko.I

 そんなロードデルレイに対抗するのがバトルボーン(牡5歳、美浦・林徹厩舎)である。

 父にシルバーステートを持つ同馬だが、新馬戦で2着の後に4連勝を挙げたことで「父親と同じ戦績」と一躍話題を集めた。

 現役時代には“未完の大器”とも呼ばれ、脚部不安により惜しまれつつも引退した父・シルバーステート。バトルボーンは父が叶わなかった重賞制覇を目指して、前走の七夕賞(G3)に挑んだ。

 レースではスタートからハナを奪うも、1番人気ということもあって他馬からのマークも厳しくなり、4着に敗れた。しかし、鞍上の津村明秀騎手は「もっと上を目指せる馬」というコメントを残したように、まだまだ見限れない存在だ。

 今回はコンビ3戦3勝のC.ルメール騎手に戻っての一戦。2勝を挙げ、新馬戦では後に共同通信杯(G3)を制し日本ダービー(G1)でも1番人気に支持されるダノンベルーガに食い下がった舞台である東京・芝2000mで久々の勝利を挙げられるか。

 注目を集めそうな素質馬ロードデルレイとバトルボーンの対決。果たして白富士Sで勝利を挙げ、ゆくゆくはジャックドールやポタジェのように大阪杯へ名乗りを上げることができるだろうか。

GJ 編集部

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