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【シルクロードS(G3)展望】主役不在のスプリント路線に新星候補が登場!? 「京阪杯2着」ルガルVS「阪急杯覇者」アグリVS「3連勝中」バースクライ!

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【シルクロードS(G3)展望】主役不在のスプリント路線に新星候補が登場!? 「京阪杯2着」ルガルVS「阪急杯覇者」アグリVS「3連勝中」バースクライ!の画像1
撮影:Ruriko.I

高松宮記念(G1)に直結する重要レース

 28日、京都競馬場では高松宮記念(G1)の前哨戦、第29回シルクロードS(G3)が行われる。昨年は当レースでワンツーを決めたナムラクレアとファストフォースが本番でも1~2着に好走。本番に直結するレースとして今年も要注目だ。

 ルガル(牡4歳、栗東・杉山晴紀厩舎)は、昨年の未勝利戦と橘S(L)を勝っただけの2勝馬だが、その実力は重賞級。葵S(G3)2着をはじめ、スワンS(G2)で4着、京阪杯(G3)で2着と、短距離重賞で上位争いを展開している。

 デビュー当初は前目で粘り込む競馬を見せていたルガルだが、ここ数戦は中団からの競馬も経験。2走前のスワンSで武豊騎手が騎乗した際は「ゲート内で力んで、あまりいいスタートではありませんでした」と、手痛い出遅れとなったが、上がり3ハロン3位の末脚を使って馬券圏内にあと一歩まで迫った。

 前走の京阪杯は西村淳也騎手との初コンビ。ここでも再び出遅れたが、道中は5番手の好位につけて、末脚勝負に懸けた。直線ではトウシンマカオと馬体を併せ、一騎打ちに持ち込んだが伸びきれず、2馬身突き放されての2着に敗れた。それでも賞金加算には成功し、引き続き同じ舞台の一戦に駒を進めてきた。

 当然、陣営としては春のスプリント王を決める高松宮記念を目標に据えているだろう。出走するためには、ここで勝利を収めて更なる賞金加算をしておきたいところだ。

4連勝で重賞ウイナーとなったアグリ


 重賞初勝利を狙うルガルに対して、アグリ(牡5歳、栗東・安田隆行厩舎)は、昨年2月の阪急杯(G3)を4連勝で制した重賞ウイナー。

 5連勝を懸けて臨んだ高松宮記念では3番人気に推されたが、直線での不利もあって7着に敗れた。さらに続く香港のチェアマンズスプリントプライズ(G1)でも5着とG1の壁にぶち当たった。

 夏を休養に充て、秋はセントウルS(G2)から始動すると、2着と巻き返しに成功。しかし、2番人気に支持されたスプリンターズS(G1)でまたもや7着に敗れ、G1制覇を逃した。

 その後は久々に距離を延長して1400mの阪神C(G2)へ。ママコチャに次ぐ2番人気とここでも上位人気の一角を担った。レースは、中団追走から直線で力強く伸び、いったんは先頭に躍り出たものの、外からウインマーベルとグレナディアガーズに交わされ、僅差の3着に終わった。

 年明けにはシルクロードS出走の予定が発表されたものの、数日後には京都の馬場状態を考慮して回避という情報も……。ところが、17日に栗東坂路で行われた1週前追い切りで50秒4の好タイムをマークすると、再び方針を転換。どうやら当初の予定通り、出走することになりそうだ。

 G1を除けば11戦のうち10戦で3着以内という安定感を誇るアグリ。悲願のG1制覇に向けて、G3で負けるわけにはいかないだろう。


 ルガルとアグリの間に割って入るとすれば、バースクライ(牝4歳、栗東・千田輝彦厩舎)だろう。

 デビュー2戦目の紅梅S(L)で2着に好走したように早くから短距離路線で期待されていた。しかし、続くチューリップ賞(G2)で4番人気に推されたが13着に大敗すると、その後も自己条件の1勝クラスで2連敗を喫した。

 バースクライにとって転機となったのは1200mへの距離短縮だった。昨年夏の小倉で初のスプリント戦に臨むと、1勝クラスを一発回答で突破。秋の阪神で2勝クラス、暮れの中山で3勝クラスも勝利し、3連勝でオープン入りを決めた。

 この距離で3戦3勝というだけでなく、前走の南総S(3勝クラス)でマークした1分7秒2の勝ちタイムは、同日に行われたラピスラズリS(L)の1分7秒8を0秒6も上回っている。チューリップ賞以来の重賞挑戦となるが、牡馬をまとめて交わし去っても何ら不思議はないだろう。


 同じく牝馬のエターナルタイム(牝5歳、美浦・中川公成厩舎)も不気味な存在だ。

 母は現役時代にマイル重賞を2勝したマジックタイムという良血馬で、前走の富士S(G2)では重賞初出走ながら2番人気に支持された。ところが、いつも通り好位を進むも、直線で伸びを欠いて6着。1800mでも好走歴がある馬だが、今回は思い切って1200mへ一気の距離短縮で挑む。

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C.ルメール騎手

 初距離に加えて、初の右回り、初の関西遠征と初物づくしで臨むが、2度目の重賞で結果を出せるか。鞍上は引き続きC.ルメール騎手が務める予定だ。


 オタルエバー(牡5歳、栗東・中竹和也厩舎)は、3勝クラス、ラピスラズリSを2連勝中。新潟2歳S(G3)とファルコンS(G3)で3着した実績馬が1年9か月ぶりの重賞で一発を狙う。


 この他には昨年9月のセントウルSでアグリを抑えて逃げ切ったテイエムスパーダ(牝5歳、栗東・木原一良厩舎)、昨年の高松宮記念3着馬のトゥラヴェスーラ(牡9歳、栗東・高橋康之厩舎)、一昨年のファンタジーS(G3)を勝ったリバーラ(牝4歳、美浦・高柳瑞樹厩舎)などが出走を予定している。

 主役不在といわれるスプリント路線で新たなスター候補は誕生するか。注目のシルクロードSは、28日の15時35分に発走予定だ。

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