
麻雀界をリードする女流プロ雀士・二階堂姉妹の特別インタビュー(後編)-二人にとって「生きる」とは何なのか、その「流儀」を語る-
――落ち着いて前に進めばいい。
瑠美:損得で考えてもいいし、自分の理想でもいいですけど「絶対に変わらなきゃいけないわけじゃないんだよ」っていう。まずは自分を認めてあげてほしいなと思います。悩んでいる人を見ると、どうしたらいいんだろうと本当に動けなくなっちゃうのはわかるんですけど「あんまり落ち込まないで」「考え込まないでね」というのは思います。「今のあなたも大事だよ、大切だよ」って言ってあげたいなと思います

――自分の歩んできた道を信じること。
瑠美:欲しいものばかり見ないで、持っているものも、ちゃんと確認してほしいなと。その上で足りないものがあるんだったら、それを見極めて、得られるように頑張ってねという感じですかね。なんというか……。
亜樹:「人生を満たしていってほしい」みたいな?
瑠美:そう。(人生をもっと大きな視点で見れば)どれを選んでもいいんだけど、どれを選んでも間違いじゃないんだけど、(目の前の出来事だけで)間違いだと思わないで後悔しないで、どれを選んだとしても頑張って生きてほしいと思います。
強く生きていくためには、まず自分を大切にすること
「生きていく上で、誰かの何かのヒントになればと願い」本著が綴られただけに、二人のメッセージは、とても親身で温かい。そして、これらの言葉の大半が、二人が生業としている麻雀の対局における心構えに置き換えられるだけに、そこには確かな実感と説得力がある。

自分の弱さを見つめ、自覚しながら前に進んでいるからこそ、彼女たちの生き様には一本「芯の通った強さ」を感じる。麻雀に、そして何よりも人生そのものに真摯に取り組んでいるからこそ、麻雀界をリードする立場まで登りつめてなお、輝きを失わないのだろう。
「こんな人生を自分も送ってみたい」ただひたすらに真っすぐな彼女たちを見て、そんなことを考えるファンも多いかもしれない。正論を並べるのは簡単だが、それを実践し続けるには、やはり強い気持ちが必要になる。
彼女たちが「強く生きていく」上で、大切にしていることは何なのだろうか。
PICK UP
Ranking
23:30更新アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
東京競馬場に約20万人が殺到!? 朝6時からの大行列、怒号飛び交う陣取り合戦、そして…競馬が最も熱い時代、歴代最多入場者を記録した当時の記憶
JRA歴代1位「19万人」の歓声響いたアイネスフウジン! 今年は7万人が入場可能の日本ダービー(G1)、ウマ娘実装であの感動をもう一度
- JRA川田将雅「北村友一斜行」に激怒か。「不利を受けたなんて言うのは10年早い」数々の伝説と「これでも丸くなった」説
- JRA北村友一、横山一家と「全面戦争」勃発か…浦島状態がもたらした「立ち位置」の変化と大き過ぎた代償
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- JRA武豊「繰り返された愚行」に安藤勝己氏も困惑……故・近藤利一さんを怒らせた敗戦から15年、またも追いかけたディープインパクトの幻想
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛