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JRA藤田菜七子”絶好調”も「ホヤホヤ新人扱い」に胸中複雑!? 新ルール採用で騎乗依頼殺到も「特別戦騎乗5%」の現実……

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 23日、中京競馬の3歳未勝利(ダート1200m)に騎乗した藤田菜七子騎手は4 番人気のエルズリー(牝3歳、栗東・山内研二厩舎)を勝利に導き、昨年9月以来の2連勝。明日の高松宮記念(G1)に向け、自身初となる4週連続勝利を飾った。

「行く馬が多いレースだと思っていたので、その後ろにつけられればと思っていました」

 レース後、振り返った予測はピタリ。16頭立てのレースは序盤から激しい展開で、前走は逃げの競馬だったエルズリーは、好スタートを決めたものの無理をせず5番手の好位に控えた。

 その冷静な判断が功を奏したのが、最後の直線だ。脚が上がって脱落する先行勢を内から上手くさばいて2番手に浮上。これには山内研二調教師も「慌てていないし、心臓に毛が生えているみたい」と賛辞。最後は逃げ粘るシェルトファータを半馬身捉え、先頭でゴール板を駆け抜けた。

「最後はいいところが開いてくれて、馬もしっかり反応してくれました」

 藤田菜七子騎手は、これで前レースに続く2連勝。1枠を活かして上手く立ち回った競馬ぶりは、芝とダートとの違いはあるものの同じスプリント戦で難しい1枠1番を引いた明日の高松宮記念を彷彿とさせるもの。かつてのスプリント王スノードラゴンの引退レースをどう飾るのか、今から楽しみが膨らむ内容だった。

 ただ、そんな絶好調の競馬界のヒロインにも「ならでは」の闘いがあるようだ。

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