GJ > 競馬ニュース > 天皇賞・春(G1)エタリオウ  > 2ページ目
NEW

JRA天皇賞・春(G1)M.デムーロ騎手がエタリオウ「2着卒業」に自信!? 3連続2着中も「中身違った」日経賞(G2)の舞台裏

【この記事のキーワード】, ,

 昨年だけでも1月の梅花賞(500万下)で最後の直線で内側に逃避すると、騎乗していた和田竜二騎手が騎乗停止。今度は日本ダービー(G1)で外側に斜行してH.ボウマン騎手が騎乗停止。さらに秋の神戸新聞杯(G2)でも内に斜行して、M.デムーロ騎手が3万円の過怠金処分を科せられている。

 菊花賞も処分対象にこそならなかったが、最後の直線で外側に斜行。先頭に立ったところで気を抜いてしまい、フィエールマンの強襲を許して敗れた。

 だが、前走の日経賞(G2)では2着に敗れたものの最後まで真っすぐ走り、メイショウテッコンに食い下がっている姿が印象的だった。古馬になって気性面の成長があったということだろうか。

「今年の日経賞からブリンカーを着用し、集中して走れるようになったようです。ただ、前走は逆にブリンカーが利きすぎて、道中から集中し過ぎていました。デムーロ騎手も『スタートして、すぐはハミを噛んでいました』と悔やんでいましたしね。

最後は逃げたメイショウテッコンを交わせそうで交わせませんでしたが、陣営はそれを気性面の問題ではなく、道中で集中し過ぎて『最後に脚が上がった』と捉えているようです。

そこで今回は前回よりも、浅めのブリンカーを着用。友道調教師は『競馬に行ってみないと分からない』と慎重ですが、デムーロ騎手は『集中して走っていた』と手応えを感じているようですよ」(同)

 確かに日経賞のレース後、デムーロ騎手は「久々だったこともあったのか、坂を上ってからは苦しくなってしまいました」とコメントを残している。メイショウテッコンに先着を許したのは「交わす気がなかった」のではなく、単純に「交わせなかった」ということなのだろう。

 ここ10年の天皇賞・春は1番人気が1勝と苦戦している一方、2番人気は5勝と好調。フィエールマンに続く2番人気が予想されるエタリオウは、昨年の菊花賞の借りを返せるだろうか。待望の2勝目へ、試走を得て改良を重ねた「ブリンカー効果」に注目だ。

JRA天皇賞・春(G1)M.デムーロ騎手がエタリオウ「2着卒業」に自信!? 3連続2着中も「中身違った」日経賞(G2)の舞台裏のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「最強マイラー」に降りかかった予想外の火の粉…「名義貸し」の発覚したオーナーは馬主資格をはく奪、不運の名馬トロットサンダー【競馬クロニクル 第41回】
  2. 「そういえば、ビリーヴは牝馬やったな」から20年…「JRA賞」の栄誉は孫世代へ
  3. 武豊「スキャンダル」「ケガ」など揺れに揺れた2017年。弟・幸四郎騎手「引退」から小浦愛「不倫疑惑」、そしてキタサンブラック「大団円」までをプレイバック!
  4. 「死活問題」発生に競馬YouTuberが絶滅の危機!? 突然の動画削除にファンも動揺…… チャンネル配信者らに何が起こったのか
  5. 「元イエスタカス」ダッシングブレイズ重賞制覇に高須院長も「イエス」!? 名前に翻弄された素質馬の飛躍が話題
  6. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  7. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  8. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  9. 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!
  10. 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客