
JRA「最強の1勝馬」エタリオウ「馬名の意味」と勝てない理由……デムーロと友道調教師の「見解」の違い
23日、中山競馬場で行われる日経賞(G2、芝2500メートル)の大本命がエタリオウ(牡4歳、栗東・友道康夫厩舎)。重賞初制覇を飾って堂々と天皇賞・春(G1、芝3200メートル)に名乗りを上げられるのだろうか。
エタリオウが競馬ファンをあっと驚かせたのは日本ダービー(G1、芝2400メートル)だった。鞍上のH.ボウマン騎手は後方からレースを進め、2番目に速い上がり3F33秒5の脚で追い込み4着に食い込んだ。ダービートライアル青葉賞(G2、芝2400メートル)で2着だったとはいえ1勝しかしていない馬。ファンの評価は低く単勝99.1倍の13番人気だった。
ボウマン騎手はレース後「今までのレース映像を見ると前に残しているレースが多かったが、ためてはじける競馬をしてみたかった」「能力のある馬だということを証明できてよかった」「非常に将来性のある馬」とコメントしている。
菊花賞前、友道康夫調教師は競馬ポータルサイト”競馬ラボ”の取材に対して「『(日本ダービーでは)前目に付けていって』とボウマンに言ったら、ボウマンは『調教に乗った感じと今までの映像を観た感じでは、終いを活かす競馬をした方が良い』と言ったんですよね。それで、ダービーはあんな感じになったんですよ。集中力が長く続かないのでしょうね」と語っている。最強の1勝馬とも呼ばれるが、勝ち切れないのは「集中力が長く続かない」のが原因なのだろうか。
秋は神戸新聞杯(G2、芝2400メートル)でワグネリアンの2着となった後、菊花賞に向かう。鞍上のM.デムーロ騎手は中団からの競馬を選択。4角手前からスパートし、直線に入るや先頭に立ったがフィエールマンに差されて2着だった。
レース後、友道調教師は「目標がなくなって先頭に立ってからフワッとした。う~ん、なかなか勝てないですね」とコメント。一方、M.デムーロ騎手は「(先頭へ立って)フワッとしたのではなく息を入れたのですが、勝ち馬の脚が違いました」と、友道調教師とは微妙に異なる発言をしている。
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